ピンチするタイミングを逃したベーサルシュートはどうする?
バラの株元から勢い良く伸び出したベーサルシュート。ベーサルシュートは株全体の勢力が一気に集まって力強く成長するので、そのまま放っておくとほかの枝を差し置いてぐんぐんと伸びていきます。
ベーサルシュートが伸び出すとうれしく思う反面、どのタイミングでピンチをしたらよいのか切り方が分からなくて困ることがあります。冬の剪定の時期にはそれほど迷うことなくスパスパッと剪定することができるのに、生育期のベーサルシュートとなるとなかなか思い切ってピンチをすることができないんですよね…。
そんなビビリ期のわたしですが、さすがにベーサルシュートを伸ばしっぱなしというわけにもいかないのであまりにも伸びすぎたハンスゲーネバインのベーサルシュートを思い切ってピンチすることにしました。というか、ここまでピンチするタイミングを逃してしまったのは怠慢としか言いようがないですけどね(汗)。
一季咲きのバラの場合は基本的にベーサルシュートのピンチは必要なくてそのまま伸ばしてもいいのですが、こちらのハンスゲーネバインは四季咲きバラ。なので、花が咲く前の5月中に1回目のピンチを行う必要があるんです。
それで、その1回目のピンチをするタイミングなんですが、ベーサルシュートの長さが30cmになってからがそのとき!そのタイミングでベーサルシュートの先端を手で摘み取るソフトピンチを行うことでバラ栽培のプロたちが作り出すような美しい人工樹形の土台が出来上がります。
この原理原則、分かっちゃいるけど摘み取る勇気がないなんて言い方は悪いですがかなり女々しいですよね。普段は相当男勝りで、最近では言動がオヤジっぽいとまで言われるようになってきたのに(笑)。そうして今度今度と先送りにした結果が異様に伸びすぎたベーサルシュートです。ここまで来たら実験的にそのまま花を咲かせてしまってから花後剪定でもいいか~なんて思ったりしていたのですが、通路のほうに伸びているので横を通るときに邪魔になってしまって結局切ることにしました~。
どうせ切るなら枝の柔らかいうちに手で摘み取るソフトピンチをしたほうがピンチの跡も目立たずその後の伸びもいいのですが、ここまで伸びきって堅くなった枝の場合は剪定バサミでハードピンチをするよりほかありません。周りの枝の長さに合わせて、程良い場所でハードピンチをしました。
つるバラの場合、伸び出したベーサルシュートはそのまま大切に伸ばし続けるのでやっぱりわたしはそういう感覚のほうが強いんですね、きっと。 自分の心の葛藤の原因になんだか妙に納得してしまった出来事でした。
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