バラの夏剪定は本当に必要?夏剪定のメリットや目的は?
一般に9月上旬あたりに行われるバラの夏剪定。バラの栽培本のどれを見ても、夏剪定の作業について触れられていますよね。ですが、「夏剪定を行うメリットや目的がいまいち分からなくて…」という人も中にはいるかもしれません。
どの作業も行うことに意味があるわけですが、 それがよく分からないと正しい作業ができなかったり、 そもそも作業を行う気すら起こらなかったりしてしまいます。
そこで今回は、バラの夏剪定は本当に必要なのか、夏剪定のメリットや目的についてまとめてみますね。
バラの夏剪定は必ず必要なわけではない
バラは一季咲きや四季咲きなど、品種によって開花特性が違いますよね。一季咲きのバラの場合、春に咲いた後は翌年の春まで花を咲かせることはありません。その一方で四季咲きのバラは秋にまた花を咲かせてくれます。
秋に咲くバラのことを“秋バラ”というふうに呼んだりしますが、この秋バラはその時期になれば夏剪定を行ったかどうかにかかわらず咲いてくれます。夏剪定を行わないと秋バラが咲かないわけではないので、本当に夏剪定が必要かどうかと言ったら必ずしも必要なわけではないんですね。
バラの夏剪定を行うメリットや目的は?
では、バラの栽培本にはどうして夏剪定を行うように書かれているのでしょう?バラの夏剪定には以下のようなメリットや目的があるからなんです。
秋バラの開花時期がそろう
まとめて切り戻すことでつぼみが上がってくる時期がそろうので、秋バラがまとまって咲くようになります。
秋バラの咲く高さがそろう
まとめて切り戻すことで枝の伸びるスピードがそろうので、同じぐらいの高さで花が咲きそろうようになります。
株の若返りやリフレッシュができる
剪定を行うことで株の状態が良くなり元気になります。
それぞれの枝に栄養が均一に行き届く
枝ごとの栄養バランスが整って栄養分が全体に均一に行き渡るようになります。
病害虫の発生が予防できる
剪定を行うことで日当たりや風通しが良くなり、病害虫の発生を防ぐことができます。
まとめ
つまり、バラの夏剪定は秋バラをまとめて一斉に咲かせるための作業だということですね。まとまった開花をとくに期待していなかったり、ひと花ひと花ポツポツと咲く様子を楽しみたかったりする場合は夏剪定をしなくても構いません。
実際わたしも夏剪定にはそれほど重要性を感じていなくて、株の状態を見てやったりやらなかったり…という状況です。寒冷地に住んでいることもあって秋の生育期間が短いので、むやみに夏剪定をしてしまうと結局寒さのために開花せずにバラの時期が終わってしまうなんていうことも。
夏剪定は個人の好みに応じて判断するべきバラ作業だと言えるでしょう。
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初めまして。
私も東北に住み、バラ栽培ビギナーです。早ければ10月には霜がおりる場所なので夏剪定の時期を検索してこちらのブログにたどり着きました。色々と参考にさせていただきたいと思います。宜しくお願いします。
YUKIさん、はじめまして!
コメントありがとうございます^^
お返事が大変遅くなってしまい、申し訳ありません。
諸事情があり、なかなかブログを更新できない状態が続いていますが、
折を見てまた情報発信をしていきたいと思っていますので、
今後ともよろしくお願いします。