バラの冬剪定方法|切り方は斜め?水平?どう切ればいい?
冬真っ只中、寒ーい日が続きますが、ロザリアンには試練とも言える(笑)冬剪定&つるバラ誘引の時期ですね~。わたしは雪国に住んでいて雪が積もるとバラの剪定・誘引ができなくなってしまうので、11月中に剪定・誘引は済ましておきました。でも、外に出るたび誘引の位置が気に入らなくて、ちょいちょい直したりしているところです。
この剪定時期にふと疑問に思うことが枝の切り方についてです。宿根草の場合だと「切り口に水が溜まって良くないから、水が流れ落ちやすくなるように斜めに切る」とか言われることもあったりするのですが、バラの切り方はどのように切るのがいいでしょう?斜め?それとも水平?知っていますか??
結論から言うと、バラの枝の切り方は水平が望ましいです。他の枝が邪魔をして切りにくい場合は斜めになってしまうこともあるかもしれませんが、それでもちょっと斜めぐらいでとどめておいたほうが無難です。どうして水平に切るのが望ましいかと言うと、斜めに切りすぎてしまうと芽に栄養を送るための大事な通り道も切ってしまうことになるからです。つまり、芽を傷めてしまうことにつながるんですね。
休眠期にバラの枝を剪定すること自体はバラにとってダメージを与えるものではありませんが、芽の上ギリギリまで深く切ってしまうのもダメです。人間で言うと深爪された状態になってしまって、芽が枯れ込んでしまったり傷んでしまったりします。なので、バラの枝を剪定する場合は芽の上から5mmくらいがちょうどいい位置です。
逆に、深爪状態になるのを避けるために1cm以上の位置で長めに切ってしまうのもNG。バラは芽(もしくは葉)がある位置までしか水を吸い上げない性質があるので、あまり芽から離れた場所で剪定してしまうとその部分から茶色く枯れ込んでしまう可能性があるからです。
バラの枝を水平に切ることで切り口に水が溜まることを心配される方もいますが、基本的には大丈夫。バラの枝はそのほとんどが株元から多少斜めに伸びているので、水平に切っても水は自然に流れ落ちるんですね。
というわけで、バラの枝を切るときは芽の上5mmほどの位置でスパッと水平に切ることが大事。ちょっとしたことですが、大切な芽を傷めないために大事なことなので覚えておくといいですね!