バラの花後の手入れはどうする?真っ先に行うべき花がら切りの方法

バラの花後の手入れはどうする?真っ先に行うべき花がら切りの方法

出産経験のある方なら想像しやすいと思いますが、植物にとって“花を咲かせる”というのは出産と同じように痛みと苦しみを伴うものだそう。出産に限らず、何かを新しく生み出すというのはとても大変なことなんですよね。よく、「生みの苦しみ」なんて言われたりもしますね。

バラにとって開花は、人間で言えば出産経験と同じようなもの。花をたくさん咲かせれば咲かせるほど株が弱りがちになります。出産後のママに産後のケアが必要なように、バラにだって花後のケアが必要。花後から初夏にかけての時期は、バラが枝を充実させるのを重点的にバックアップしてあげるべき時期になります。一季咲きのバラであれば次の年にもまたたくさん花が咲いてくれるように、四季咲きのバラであれば次に咲く花の様子を思い描きながら、花をつける枝をしっかり充実させるための作業を行っていきます。

今回は、バラの花後の手入れとして真っ先に行う必要がある花がら切りの方法についてお話ししたいと思います。

花がら切りはいつ?どのタイミングで行う?

基本、花がら切りはバラの花が終わりかけたらなるべく早めに行います。“花が終わりかけたら”というのがあいまいですが、もっと具体的に言うと、外側の花びらが茶色っぽくくすんできたり本来の色よりも色あせてきたな~と感じたらそれが目安になります。

このタイミング、実はとっても重要で、花が完全に終わってしまってからではちょっと遅いんですよね。なぜなら花が終わってしまってからだと 「もうその枝にはそんなに水が必要じゃないな」と株が思い込んでしまい水を吸い上げる力を弱めてしまうので、次の花が咲くための芽が出るのが遅くなってしまうからです。

待ちに待った花が咲いて、「せっかくだから1日でも長く花を楽しんでいたい!」というのが多くのバラ愛好家の本音でしょうが、バラの花が完全に終わってしまう前に「まだ楽しめそうだけど…」という段階で花がら切りを行うのがベストタイミングなんですね。

一季咲きと四季咲きで花がら切りの方法は違う?

四季咲きのバラであれば、花がらを切ると大体40日前後で次の花が再び開花するので、花がら切りは次の花を楽しむためにもしっかりと行うことが大事です。花がらを早めに切ってあげることで株の体力が消耗するのを防ぐことができますしね。

一方、一季咲きのバラの場合は四季咲きのバラほど花がら切りに神経を使わなくてもOK。ブワ~ッと一斉に咲くつるバラには一季咲きのものが多いですが、秋にローズヒップと呼ばれるバラの果実を楽しんだりする場合は花がらをそのまま残しておきます。このような場合は混み合った枝を切ってすかし剪定を施すぐらいでいいですね。

花がら切りの位置は?どこで切るのがいい?

基本的な切り方としては、花枝のほぼ中間、残す葉の上の5mm~1cm上で切るのが通常です。ただ、四季咲きのバラの場合に1日でも早く次の花を咲かせたいようなときは、花首から下の葉を2枚つけて浅く切るようにすると早く芽が出るので開花が早まります。

それから、バラには1本の枝に対して1輪の花が咲くものと1本の枝に対して複数の花が房になって咲くものがありますが、房咲きになるものは1輪が終わったら花首で切り、房のすべての花が咲き終わったら外側に向いている芽の上まで切り戻すようにします。また、一季咲きのバラの場合は、開花した枝に葉を1~2枚残してその上で切り、それと同時に前の年に伸びた枝を花が咲いたところまで切り戻すようにします。

花がら切りは知れば知るほど奥が深いですが「こうしなきゃいけない!」と身構える必要は全然なく、いろんな切り方を試しながら臨機応変にやってみると浅く切ったときと深く切ったときの違いなどが分かって面白いと思います。花数が多いと花がら切りも大変ですが、楽しみながら作業を頑張っていきましょうね(^^)

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