一季咲きつるバラの花後、花がら切り作業はどうする?

わたしがバラを選ぶときの優先順位として上位に上げられるのはバラの四季咲き性。バラはほかの植物と比べて肥料やら剪定やら日々の管理が大変なので、どうせ同じお世話をするんだったら1年に一度しか咲かない一季咲きのバラよりも夏に返り咲いてくれたり秋にまた花を楽しめるような四季咲きのバラのほうがお得感があるな~と。

そんな単純な理由で四季咲き性の品種を第一候補として選んだりするのですが、一季咲きのものでも「どうしてもこのバラ!」という品種はその選択基準を無視して選んだりしています。要するに気に入って育てたいバラであれば一季咲きでもカモーン!ということですね(笑)。

それで、そのような例外として我が家にお迎えした一季咲きのつるバラのひとつにポールズヒマラヤンムスクがあります。先日までそばのアーチに誘引したピエールドゥロンサールと一緒にこんな素晴らしい景色を作ってくれていました。このポールズヒマラヤンムスク、花の盛りはもう過ぎて、今ではちょっと枝に手をかけただけではらはらと花びらが散って落ちるほどまでになってきました。

今回は、一季咲きのつるバラの花後の手入れについて花がら切りの作業はどのようにしたらいいのかというお話です。

基本、一季咲きでも四季咲きでも花がら切りは大切な作業です。とくに四季咲きのつるバラの場合は1番花が終わったら2番花、場合によっては3番花を期待できるので、花後は次の花を咲かせるためになるべく早い段階で花がら切りの作業を行います。

つるバラは花後にローズヒップと呼ばれる実をつけるものも多くあるので、株を充実させるために大切な養分を実に取られてしまわないように花がら切りの作業はしっかりと行う必要があります。もちろん、ローズヒップを楽しみたい場合は花がらはそのままにして実をつけさせてもOK。その場合でも、すべての花枝に実をつけさせてしまうと次の年の花つきがあまりよくなくなってしまうので注意が必要です。

ポールズヒマラヤンムスクの場合もローズヒップが楽しめるようなのですが、まだ植え付けて2年目ということもありしばらくは株の充実を図りたいので花がらはしっかり切ろうと思っています。

わたしがバラ栽培の愛読書としている『バラを美しく咲かせるとっておきの栽培テクニック』では、一季咲き品種の花がら切りについて“花枝の約半分ぐらいの位置で切る”と記載されていました。試しに切ってみるとこんな感じです。葉を2枚ほどつけて切るとちょうどいいようですね。

ポールズヒマラヤンムスクは花つきがとってもいいので花がら切りの作業も大変ですが、また来年の素晴らしい花を期待しながら頑張ってみようと思います(^^)

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