つるバラを選ぶときに忘れてはならない大切なこととは?
みなさんはつるバラを選ぶとき、何を基準にして選んでいますか?「つるバラ」とひと口に言っても、その品種の数はあまりにも多すぎますよね。 つるバラは品種によって枝の伸長力がさまざまなのはもちろん、枝の堅さや太さも多種多様です。なので、どういう空間に仕立てていきたいのかをあらかじめイメージしておくことはもちろん、つるバラを仕立てるときに支える支持物が必要になってくるのかどうかもしっかりと考えて準備しておく必要があります。
…と、ここまでは誰もが考えることだと思うのですが、つるバラを選ぶときに忘れてはならない大切なことがもうひとつあるんです。それは、つるバラの手入れをしていく人の体力。どういうこと??と思われた方、これからお話ししていきますので聞いてくださいね(^^)
つるバラを一度でも育てた経験がある方なら分かると思うのですが、つるバラを育てるのってまさに体力勝負なんですよね~。つるバラと言うからには、つるもそれなりに長ーく伸びますし、すごいものだと10m以上伸びるものもあるんですよね。10mと言ったら、わたしの身長の6倍もあります。
この長いつるを手入れするためには脚立や踏み台に乗っての作業が必須になります。なので、高い所での作業が苦手だったり、脚立や踏み台を持って移動するのがキツかったりするような方はつるバラの手入れをまともにすることは難しいかな~と…。ちなみにわたしはこのようなはしご兼用脚立を使っています。
つるバラにしっかりと愛情を注いで十分に手入れをしていくためには、枝の伸長力とお世話をする人の体力のバランスがとれていないとなかなか厳しいんですよね。
ここで枝の伸長力についての豆知識なのですが、一般的にカタログなどに記載されている枝の伸長力は植え付け後2~3年の成木の株元から伸びる新しい枝(ベーサルシュート)が1年間で伸びる長さのことを指しています。たとえば枝の伸長力が10m以上のつるバラならば、ベーサルシュートが1年間に10m以上伸びるということになります。そう考えるとすごい成長力ですよね!
つるバラのこういう生育旺盛なところ、本当に安心して見ていられるので大好きです。ですが、お世話をするわたしたちもそれなりに体力勝負となるので、そのあたりは覚悟しておく必要があるのではないでしょうか。