時期外れだけど…つるバラ ジャスミーナの掘り上げと引っ越しと移植準備
前の庭で一番の大物だったつるバラのジャスミーナ。とてつもなく大株になっているうえアーチのてっぺんまで誘引していたので、アーチから外して掘り上げて今の庭に引っ越しなんてとんでもない!と、やむを得ずそのままにしていました。
ですが、やっぱりそのまま放置しておくわけにはいかないと思い直し、掘り上げて引っ越しさせることに。なかなか前の庭に行くこともできないので、ようやく暑さが和らいできたこのタイミングにいちかばちか実行しました。
アーチから誘引をほどいて、まずは枝の整理から。古枝はすべて切り捨て、若い枝を数本残したきり他はすべて躊躇なく取り去りました。掘り上げるときに根をがっつり失うことになるので、地上部もごっそりなくさなければなりません。
枝の整理はあっという間に終わったのですが、問題はその後始末!剪定後のバラの枝を処分する作業ほど大変な作業はない…といつもため息をつきながら嫌々やっています。
自治体のルールに従って、80cmまでの長さの枝を束ねて直径30㎝以内の束にしたものを一体何束作ったでしょうか。剪定ばさみで切れるくらいの太さの枝ならいいのですが、ノコギリじゃないと切れないほどぶっとくなった枝の処分はもう大変です。ノコギリも手入れが悪いせいか前ほどは切れなくなっていて、何度も何度も引っかかりスムーズに進みません。
それでも何とか捨てるだけの状態になり、あとはいよいよ掘り上げるだけという段階になりました。「掘り上げるだけ」なんて簡単に言いましたが、これはこれでまた難儀な作業となりました。およそ10年もののつるバラだったので、そう簡単には掘り上げられません。つるはしとスコップを使って地道に土をかき出し、引っ張っても抜けないような太い根に遭遇したらその都度ノコギリでギコギコ切断していきます。そうして何本も何本も根を切ったらやっと株元がぐらぐら動くようになり、どうにか掘り上げることができました。
株元からベーサルシュートが発生しています。これまでの乱暴な作業のなかでぽろっと折れもせず、よく無事だったなぁ!とほっと一安心。
植え付け時よりもひと回り小さいガーデンバッグに入れて運ぶため、邪魔になる根はバッサリ切り取りました。土を入れて仮植えし、ダンボールに入れて引っ越しです。
今の庭に到着したら、すぐにたっぷり水をあげて日陰に置きました。このジャスミーナは大型コンテナに植えて外壁に誘引しようと考えています。アーチではあまり収まりが良いとは言えなかったので、もっと広々と枝を伸ばせる外壁へ誘引しようと思ったのです。
本当はこんな時期外れにバラを掘り上げるという暴挙に及びたくはなかったのですが、前の庭でゆっくり作業する時間は限られているので仕方ありません。このブログでも何度もお伝えしていますが、バラは意外と丈夫な植物なので今回の暴挙も難なく乗り越えてくれるのではないかと思っています。
【おまけ】今年の春に咲いたつるバラ ジャスミーナの花と愛猫のみーしゃの写真です。バラの香りをクンクン嗅いでいるところ。ジャスミーナはそんなに香りはありませんが…猫には分かるんでしょうね。
来年の春に花が見れるかどうか未知ですが、まずは早く土を準備して大型コンテナに植え付けようと思います!