宿根草サルビアの育て方とバラに合うおすすめ品種
バラに合う宿根草のひとつ、サルビアは世界に900種類以上もあるとされているメジャーな植物です。別名、セージとも呼ばれていて薬用に使用されている品種もありますよね。
今回は、我が家でもバラに添える宿根草として重宝しているサルビアのご紹介とサルビアの育て方についてお話ししたいと思います。
サルビアの特徴・性質
- 植物名:サルビア(宿根性)
- 別名:セージ
- 科名:シソ科
- 原産地:世界各地
- 花色:白、青、赤、黄、紫
- 草丈:30~150cm
- 主な用途:ベッド、ボーダー、コンテナ、ハンギング、グラウンドカバー
サルビアの生育条件
- 日照:日当たり
- 土の乾湿:適湿
- 耐暑性:強
- 耐寒性:やや弱い
サルビアの育て方
サルビアは花が咲く時期によってつぎの3つに分類されます。
- 春咲き種
- 夏~秋咲き種
- 秋咲き種
栽培のポイントもこの3つの分類によって異なるので以下に簡単にまとめてみますね。
<春咲き種>
- セージ
- ビロードアキギリ
- ユリシチー
- オニサルビア
- ヴィルガタ…etc
5~6月に開花する品種です。高温多湿に弱いので、水はけのよい場所に植え付け、肥料は少なめにします。
<夏~秋咲き種>
- ウリギノサ
- スペルバ
- ネウレピア
- グアラニティカ…etc
肥沃な土壌を好むので有機質肥料を標準量入れるようにします。開花期の長いタイプなので追肥を施す必要があります。伸びすぎたら刈り込むことで再び花が咲きます。
<秋咲き種>
- レウカンサ
- パイナップルセージ
- マドレンシス
- インヴォルクラータ
- ゲスネリーフロラ
10~11月に開花する品種です。霜が降りる地域は防寒します。開花までの期間が長いので、初夏に摘心してわき芽を出させることで花つきがよくなります。
サルビアはどの品種も水はけ、日当たりのよい場所を好みます。生育条件としてはバラと同じ条件なので、まさにバラと一緒に楽しむのにふさわしい宿根草だと言えます。サルビアにはさまざまな色や花姿の品種がありますが、なかでもわたしがおすすめしたいのはこのサルビアネモローサ カラドンナ。濃い紫色の花がとても存在感のあるサルビアで、すっと真っ直ぐに立ち上がる草姿がロマンチックなバラに対してシャープなスパイスとなってくれるんです。ピンクや白のバラに合わせると引き締め役となってくれるので、バラの甘さに落ち着いた雰囲気をプラスしてくれます。草丈が伸びたら短く切り戻すことでまた咲いてくれるので長く楽しめておすすめですよ~。