バラの寒肥には速効性化成肥料ではなく緩効性有機質肥料を!
肥料には速効性のある化成肥料とおだやかに効いていく緩効性の有機質肥料があります。バラの寒肥に適している肥料はどちらかと言うと、緩効性の有機質肥料になります。
バラに寒肥を施す目的は、バラがこれから1年元気に活動していくための養分を休眠期の冬に土中でゆっくりと補給すること。なので肥料に速効性がある必要はなく、肥料効果がゆっくりと長~く効いていくものがいいんですよね。化成肥料は寒肥に限らずあまりバラには用いたくないというのがあるのですが…。
化成肥料ってどうしても調節が難しいんですよね。少ない分には問題ないのですが、与えすぎてしまうと養分過多になって病気や害虫が発生しやすくなったり、花首が変に曲がってしまったり、花弁数が増えすぎて開かなくなってしまったり…。とにかくいろんな問題が起こりやすくなります。
それに化成肥料には塩類が含まれているので、与える量が多すぎると生育障害が現れて葉っぱのふちが焼けたように枯れ込んでしまうんです。最悪の場合まったく芽が出なくもなってしまうんですよ。
他の植物でもそうですが、バラに芽が出なくなって枯らしてしまったりしたらかなりショックですよね…。わたしにはまだそういう経験はないのですが、もしそんなことになってしまったらかなり悲しいと思います。なので、そんなことにならないためにも、冬の間に土の有用微生物を増やしてふかふかの土にしておくためにも、完熟堆肥や油かす、米ぬか、ぼかし肥、骨粉などの有機質肥料を施すように心がけています。
プレミアローズオーガニック肥料なんかだととっても安心できる肥料だと思います。