開花時期ぴったり!つるアイスバーグとつるバラ ピエールドゥロンサール

前の庭から掘り上げてきたバラ、つるアイスバーグが無事に開花しました。名前の通り氷山のように真っ白で、これぞバラ!と思える整った花形。特にシーズン咲き始めの一番花の美しさは秀逸です。
少し咲き進んでくるとフリルのような花びらが外側に大きく開いてきます。
完全に開ききると黄色いしべが見えてきます。咲き始めの花形とはずいぶん様子が違いますが、最終形の姿も奥ゆかしい美しさがあって素敵です。
たくさんのつぼみがブーケのように束になって、時間差で次から次へと咲いていきます。開き始めた花と開ききった花と、その中間の花…。
こちらのつるアイスバーグは10年物以上の大株になるのですが、引っ越しの際に長かった枝をだいぶ切り詰めたので、今回は木立バラのように程よい高さで開花しています。今後はつるバラとして枝を伸ばしていくつもりなので、来年はもっと高さのある位置から広範囲に咲かせることができればうれしいです。
そして、こちらはつるアイスバーグと同時期に開花し始めたつるバラ、ピエールドゥロンサールです。開き始めたときの天気は雨。雨粒をまとった姿が可愛らしいです。
最初は白に近いごく薄いピンク色だったのが、花が開くにつれて中央のピンク色が少しずつ目立っていき…。
内側から外側に向かってピンクのグラデーションが美しく、クラシックな花形が魅力のピエールドゥロンサール。バラ会議で殿堂入りした人気品種だけあってずっと見ていたくなるほどきれいです。
一番花が咲くと日に何度も写真を撮ってしまいます。
ピエールドゥロンサールの花は手のひらほどもある大きさで、しかも花びらがぎゅっと詰まっているので重さがあります。そのせいで花首が垂れてしまい、うつむき加減に咲いてしまうんですよね。そこがちょっともったいない。
ですが、場所によっては他のつぼみや花たちに支えられて上を向いて咲く花もありました。
かがまなくても顔が見えるのがやっぱり理想ですね。
つるバラとして仕立てられるくらい枝が伸びたら、高い位置に誘引して下から見上げて楽しめるようにしようと思います。
つるアイスバーグとピエールドゥロンサールは同じ時期に開花するので、共演を楽しめるように近い場所に植えてみたいです。