フレンチローズ ナエマの性質と特徴を知って2番花や秋バラを楽しむコツ
フレンチローズのつるバラタイプで四季咲き性のバラと言ったらこれ!というのが香りが良いことでも知られているナエマ。ナエマは超強香でその香りは折り紙つき!国際ローズコンテストでベストフレグランス賞を受賞しているほどなんです。なんでも、ナエマの名前の由来はあの香水、ゲラン ナエマから来ているんだそう。アラビアンナイトの登場人物に双子の王女が出てくるんですが、その双子の王女のひとりがナエマ姫。情熱的な性格のナエマ姫にインスピレーションを得て完成した香水がゲランのナエマなんですね。
王女と香水の名前を譲り受けているバラ ナエマは、その香りの良さと可愛らしいカップ咲きが人気のバラで、つるバラとして悠々と仕立ててみてもいいし、高さを抑えてコンパクトなブッシュ仕立てにしてもいいという、なんとも使い勝手のいいバラなんです。スペースのない我が家では修景用バラのアルバメイディランドの前にブッシュ仕立てでナエマを育てていますが、ちょうど肩のあたりで咲かせているので横を通るとナエマの強い香りが直接鼻に届きます。香りを嗅ごうとしなくてもただそこにいるだけで香りが漂ってくるので、バラ屋敷にお邪魔しているかのような気分になります。ナエマを栽培していて分かってきたことですが、ナエマはやたらと枝が伸びます。つるバラタイプのフレンチローズなので当然と言えば当然ですが、四季咲き性のバラのわりには枝が伸びるばかりで春以降は2番花があまり咲かなかったりするんですよ。1番花以降もまたたくさんの花を咲かせたいので調べてみたところ、ナエマを春以降も咲かせるにはコツが必要だったんです!
まずはナエマの性質を理解することから!
ナエマを春以降も咲かせるためにはナエマの性質を理解することが大事です。
- 太く充実した枝にしか花が咲かない。
- 枝が剛直で堅いので、一般的なつるバラのように枝を横に倒すことができないし、仮に倒せたとしても枝数が増えない。
- ナエマは開花に必要な葉の枚数が多く、(葉が12枚以上で開花)花後から次の花が咲くまで日数がかかる。
ナエマの花がら切りはこうする!
ナエマの花がらを切るとき、細い花枝の部分で花がらだけを切ってしまうと切り口付近から細い枝ばかりが伸びてしまいます。そうなると、ナエマの性質にもあったように太くて充実した枝にしか花が咲かないため、花が見られなくなってしまうんですね。なので、ナエマの花がら切りをする場合は枝がしっかりと太くなっている位置まで切り戻す必要があるということです。ちょっと深いかな?というぐらい、太い枝の部分で切ることで、風に揺れにくい安定した枝が伸び、たくさんの花芽をつけやすくなります。
つまり、ナエマの四季咲き性を発揮させるには太く充実した枝を残して深く切り戻すというのがコツです。いさぎよく切ることでたくさんの花を咲かせるナエマ。つるバラタイプなのになんか不思議ですね。
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こんにちは(^^)
以前もコメントさせていただいた者です。
去年の冬にナエマを門扉脇の花壇?に植えたのですが、冬剪定で悩んでいて…。
無理にフェンスに這わせるのは止めて、ブッシュ仕立てにしようと思っているのですが、ほたるさんはどの位まで切りますか?
今年の夏は伸びに伸びて2mくらいになってしまって。門の近くということもありできれば高くても1.5mくらいまでの位置で咲いてもらいたいと思っています。
現状では長いところで1mくらい残したのですが、残しすぎでしょうか?
上手くブッシュに育てるコツとか、ありますか?
こげさん、こんにちは。
いつもご訪問&コメントありがとうございます^^
ナエマはわたしもブッシュ仕立てにしています。
枝を長く伸ばしたその先に花が付くという特徴があるので、
地際から30cmほどの位置でガッツリ強剪定しています。
ナエマは伸びが良いのでブッシュ仕立てにするなら
思い切ってバッサリ切り戻すのがポイントかと思います。
1mではまだ樹高が高いかと・・・
ナエマを剪定した姿を写真でアップしたかったのですが、
現在雪の下に埋もれているため、
参考にならず申し訳ありません。
お返事ありがとうございます!
30cm…予想以上に短かったです(>_<)早速ガッツリカットしてきました!
去年はシュートのピンチのタイミングも逃してしまったので、今年はしっかりやりたいと思います!あとは枝数が増えてくれることを祈ります。
素敵なお庭、いつも参考にさせていただいています☆
こげさん、こんにちは^^
そうですね、結構ガッツリですよね(笑)
わたしも最初のガッツリは心配でたまりませんでしたが、
ナエマを木立バラとして育てる場合はそれぐらいがちょうどでした。
バラの季節になったら、ぜひこげさんのナエマの様子をお知らせくださいね^^