バラの下葉が黄色くなって落ちるのは病気のサイン?どうして下葉だけ落葉するの?
バラの葉も青々と生い茂り、わたしの小さな庭でもつぼみが多数上がってきました。 上の写真はいずれもつるバラのピエールドゥロンサールです。
このピエールドゥロンサールも例にもれず、長いこと放置されていたつるバラになります…。昨年の冬は暖冬でほとんど雪が降らなかったにもかかわらず、剪定・誘引のお世話をすることができなかったため、枝が暴れ気味で葉も密集しています。完全無農薬で栽培しているため、この時期からすでに黒星病(黒点病)の気配がちらほら…。
※以下、黒星病(黒点病)関連の記事です。
目立つものは取り除きましたが、梅雨時期にはきっと大発生してしまうことでしょう。こればっかりはこちらのような薬剤を使わないとどうにもなりませんね。
さて、ここから本題に入ります。バラの葉が生い茂るこの時期、新緑やまだ若い赤葉にまぎれて黄色くなっている葉を目にすることはありませんか?決して数は多くないものの、ポツンポツンと黄変した葉があると気になってしまいますよね。 バラの葉の中にこのような黄色い葉を見つけると、「もしかして黒星病の始まり??」と病気を疑う人もいるかもしれません。ですが、黒星病にしては一番の特徴である黒い斑点がない。…ということは病気以外の何かが原因というわけです。
この時期、このような黄色い葉がポツポツと見られても、それはただの生理現象なので心配はいりません。葉が急激に生い茂ったことによって太陽が当たらなくなった下葉が、「もうわたしは必要ないようね!」と役目を終えて落葉しただけなのです。黄色い葉がそれほど多くない場合はとくに問題ありませんし、この現象はとくに葉が密に茂る品種に多いようです。
バラの葉も3密を防ぐために自ら不要な葉を落とすということでしょうか。引き続き、わたしたち人間も3密を避けてコロナ対策をしっかり行っていきましょうね!