バラのつぼみを枯らすバラゾウムシ発見!対策や駆除はどうする?

バラのつぼみにとって一番の天敵とも言える害虫がバラゾウムシ。バラゾウムシはバラのつぼみを食害するので、バラにつぼみが付く5月頃から発生することが多いのですが、今年初めての第1号を早くも発見してしまいました。 バラ バラゾウムシ バラにつぼみが付いてきて開花まであともう少し!というところでバラゾウムシの被害に遭うと、本当にテンションが下がってしまいますよね。 そこで今回は、バラの開花を邪魔する害虫バラゾウムシについて、その生態と対策、駆除の方法をお伝えしたいと思います。

バラゾウムシに被害を受けたつぼみは開花しない・・・

バラゾウムシはわたしたちロザリアンが一番楽しみにしているバラの開花に影響を与える害虫です。バラゾウムシに食害されたり産卵されたバラのつぼみは、穴が開いて干からびた状態になり開花することができなくなってしまいます。

バラゾウムシの発生場所と発生時期は?

バラゾウムシはバラのつぼみだけに被害を及ぼすわけではなく、バラの新芽にも影響を与えます。つぼみや新芽を食害するほか、産卵までしてしまうんです。発生時期は早い場合だと4月頃、一般的には5月頃~11月頃にかけて発生します。なかでもとくに発生しやすい時期は5月~6月にかけて。

バラゾウムシはバラのつぼみが大好きなので、バラの開花時期に合わせるように増えてきます。それはまるで大きな試合に照準を合わせてくるスポーツ選手のよう。バラのつぼみが上がる時期にどこからともなく現れて、一番やられてほしくないバラのつぼみに穴を開け、大胆にも産卵までしていくという図々しさです。 出典:http://www.hanahiroba.com/bara_byougaityu.html#barazou

バラゾウムシを発見したらどうする?

バラゾウムシは体長が2~5mmととても小さいので、目を凝らして探そうとしてもなかなか発見することができません。バラゾウムシ自体を発見するというよりは、バラゾウムシにやられてしまったバラのつぼみや新芽を発見するほうが多いかもしれませんね。

もし運よく(?)バラゾウムシを見つけた場合は、捕殺しておいたほうがいいでしょう。バラゾウムシは捕まえようとするとポロッと下に落ちて行方不明になってしまうことが多いので、鉢の受け皿などを下にかまえてキャッチするといいです。

それから、バラゾウムシの被害にあったつぼみや新芽には卵が産みつけられている場合があるので、干からびたつぼみや先端がちりちりに渇いた新芽は手で摘み取っておきます。でないと、卵からふ化した幼虫がその部分を食べて成虫になってしまうからです。

バラゾウムシに効果がある薬剤は?

バラゾウムシが大量発生してしまってなんとか駆除したい!というような場合、バラゾウムシを探して捕殺するのは至難の業なので薬剤の散布も考えます。ただ、バラゾウムシ専用というような適用薬剤がないのであくまでも効果がある可能性が高いものということになります。

バラゾウムシを駆除するために薬剤をまくとしたら、スミチオン乳剤 500mlがおすすめです。希釈濃度は1000倍を目安にして株全体に散布します。 スミチオン乳剤をまいたからと言って飛んでくるバラゾウムシを完全に防ぐことはできませんが、今いるバラゾウムシには少なからず効果があると思われます。

そのほか、バラの株元にオルトラン粒剤をまいておくのも予防になると言われていますね。巷ではニームが効くなんて話もあるので、バラゾウムシに悩まされることがあれば試してみたいと思っています。

なかなか根本的な対策法がないバラゾウムシですが、定期的な薬剤散布を行えば大量発生はまぬがれるんじゃないかと思います。大事なつぼみを何としてもバラゾウムシから守りたいものですね。

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