黒星病で葉がない!生育不良のバラの夏剪定はどうする?

 

うどん粉病と並んでバラの2大病とされる黒星病

我が家でも今年の春、レイニーブルーに黒星病が発症するなど、

全くかからない年がないというほどおなじみの病気です。

近所を散歩していても地植えのバラの多くが黒星病にかかっていますし、

もはや完全に避ける道はないのではないか?と感じるほどメジャーですよね。

 

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黒星病の何が一番厄介かと言うと、

かかった葉が黄色く変色してやがては落ちてしまうこと。

葉は光合成によってエネルギーを作り出すために必要不可欠なのに、

その葉が落ちてしまうというのは株を栄養失調状態にしてしまうのと同じことなんですね。

 

黒星病にかかってしまった葉は

他の元気な葉に病気が伝染しないように取り除くのが一般的なようですが、

わたしはあえて葉を取り除くことはしていません。

たとえ黒星病にかかってしまった葉でも光合成や蒸散は行われているので、

それらの働きを取り去ってしまうのは株にとって悪だと考えているからです。

 

黒星病にかかってしまったら、遅かれ早かれ下の葉から上の葉へ伝染が進んでいきます。

それは病害が出た葉を取り除いたところで同じなんですよ。

一見何の症状も出ていないような葉でも、

おそらくすでに黒星病の胞子が付いてしまっているんだと思います。

 

なので、わたしは葉が黄変して自然に落ちるまでそのまま放置状態です。

バラは黒星病が出たところですぐに枯れたりはしないので。

中途半端に葉を取り去るぐらいなら、

病気でも栄養を作り出すことのできる葉を残しておきたいと思うのは

わたしのわがままでしょうか?(汗)

バラは、栄養を作り出すこともできなくなった不要な葉を

自らふるい落としていくんじゃないかと思うんです。

 

・・・と前置きが長くなってしまいましたが、

黒星病で葉が少なくなってしまった生育不良のバラの夏剪定は

どうしたらいいのか?について。

 

とにかくバラにとって葉は命とも言える大事なものなので、

数少ない貴重な葉を落としてしまう剪定は避けるべきです。

こういう場合は他の元気なバラと同じような剪定ではなく、

つぎのポイントに絞ってごく限られた剪定を行います。

  • つぼみを取る

  • 枯れ枝や細枝を切る


以上です。

ポイントというほどのポイントでもなく、拍子抜けしましたか?(笑)

 

ついでにもう一つ。

夏剪定の場合は剪定後にしっかりと肥料を与える必要がありますが、

生育不良のバラには肥料は必要ありません。

与えても根が弱っているので養分を吸収できないですし、

逆に根を痛めることになってしまいます。

 

この場合に必要なのは、肥料ではなくて活力剤

根を回復させることが先決なんですね。

生育不良のバラは秋に花を咲かせるなんて言語道断!

つぼみが付いていたら摘み取って開花させないことが大事です。

黒星病でもバラは健気に咲きますからね~。

 

花を咲かせるよりも体力を回復させることを優先にしたいので
とにかく葉を大事に!ですね。

 

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