つるバラの品種を選ぶときの優先順位は?品種選びコツのコツ!
あなたはつるバラの品種を選ぶときに何を優先に考えますか?色?花形?四季咲き性?耐病性?…etc
つるバラの品種を選ぶときの優先順位というのは本当に人それぞれだと思うのですが、今回はそういう優先順位にプラスして知っておくといいコツのコツについてお話ししたいと思います。
わたしの住んでいるところは1年のうち4か月~5か月ほど雪に覆われる積雪地になります。園芸の世界で言えば“寒冷地”と表現されるようなところで、植物全体の生育期間が寒冷地以外のところよりも短くなるんですね。なので、よくカタログに記載されているようなつるバラの伸長力より思ったほどつるが伸びないということがほとんどで、「あれ?このつるバラってもっとつるが伸びる品種じゃなかったっけ??」というようなことがしばしば起こります。
まぁ、生育期間が1か月短ければつるの伸びもそれに伴って止まるのは当然ですし、休眠期が長いのは仕方ないことなんですよね。そこで、わたしはつるバラを選ぶときは一般に表記されているつるの伸びをやや短めに想定して選ぶようにしているんです。これは寒冷地でつるバラの品種を選ぶ場合に限ったことではなく、半日陰など日照時間の短い場所で育てる場合にも当てはまることなんですよね。カタログなどに記されているつるの長さは日照条件のいい場所で育てた場合の話なので、それ以外の条件の場合はやや生育が劣ると考えたほうがいいです。
わたしがおすすめしたい方法は、近所でキレイに咲いているつるバラを参考にすること。耐寒性や耐暑性が心配な場合でも、同じ条件下の近所で丈夫に生育しているつるバラであれば生育環境という点で失敗することはないだろうからです。そしてそのとき、日当たりがいいのか悪いのかもチェックするとなお良し。日当たりがよければつるの伸びもよくなるのが普通なので、とくにシュラブ系の半つるバラがどれくらいの大きさに成長しているのかある程度参考にすることができます。
もちろん、剪定で樹高を調整している場合もあるので参考程度なんですけどね。あ、それから品種が分からなかったらしょうがないですけど(汗)。(というか分からない場合のほうが多いかもしれませんね…)樹高と日照を考えてつるバラの品種選びをするコツのコツ、ぜひ参考にしてみてください。
- Comments ( 2 )
- Trackbacks ( 1 )
-
[…] 先日、つるバラの品種選びコツのコツ!として樹高と日照についてお話しましたが、 […]
南房総最南端の白浜に住んでいます。潮風がすごくて、日当たりがよく冬も気温はあるのですが、なかなか育つばらがなくて苦労しています。赤いつるばら、3種類ほど植えてみましたが伸びません。つるばらでなければケアフリーワンダー、ノックアウトは元気です。このような周景用というのでしょうか、つる性の赤でなにかあれば教えてもらえますか。あつかましくてすみません。
山村さん、はじめまして。
当ブログへのご訪問&コメント、ありがとうございます^^
白浜にお住まいなんですね。
素敵なところですよね!
わたしは山生まれの山育ちで、
潮風についてはあまり分からないのですが、
植物にとって厳しい環境だと聞きます。
確実に育つとは言い切れませんが、
とても強健な修景バラといったところで挙げると、
・シェリーメイディランド
・スカーレットメイディランド
がつる性の赤いバラになります。
どちらも病気や害虫、乾燥に強いバラなので、潮風にも耐えるかもしれませんね。
うまくいくことをお祈りしています。