
3月下旬になると多くのバラがいよいよ新芽を出し始めます。
で、この芽出しの時期にやっておきたいバラの手入れとして、
“芽かき”があります。
芽かきというのはどういう作業かというと、
1箇所から複数出ている芽や勢いの弱い芽を手でかき取ることです。
(ちなみに上の写真は芽かきをする時期を過ぎてしまったときの失敗例です(汗))
バラの芽というのは1箇所につき3個の芽があるのが普通で、
ほとんどの場合は真ん中の芽が勢いよく成長するんですね。
そして、左右の2つの芽は成長しても貧弱な枝になります。
3個の芽が密集している状態のまますべての芽を成長させてしまうと、
それぞれの枝を伸ばすために養分が分散されてしまい、
花つきが悪くなったり本来の大きさよりも花が小さくなってしまうんです。
で、それを防ぐための作業が芽かきというわけですね。
芽かきの作業を行う時期としては3月~4月。
いわゆる“芽吹き”と呼ばれる時期に、
勢いのある芽を残してほかの貧弱な芽を手でかき取ります。
複数あった芽を1本に絞ることで残した芽に十分な養分が行き渡り、
枝が充実するのでその分大きくて美しいバラが咲くようになります。
せっかく出てきた芽をかき取ってしまうのはなんだか忍びない気もしますが、
欲張っても良い結果にはなりません。
すべての芽を伸ばしてしまうと枝数も増やすことになって樹形も乱れますし、
枝数が増えると風通しも悪くなるので病害虫の被害に遭いやすくもなってしまいます。
ここはひとつ、バラのためを思って余分な芽をポロッとかき取ってしまいましょう。


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