バラへの肥料過多はNG!寒肥を施す時期に注意すべきこと
ロザリアンのみなさん、バラの寒肥はもう施し終わりましたか?「バラは肥料食い」だなんて表現されたりするほど肥料には気を遣いますよね。わたしもバラの肥料にはちょっとこだわりがあり、普段はバラの家IB肥料を2か月に1回程度、寒肥の時期には花ひろばニーム核油かすを施すようにしています。
一般にバラへ寒肥を施す時期は12月中旬から2月上旬までがいいとされています。バラの根がしっかり休眠期に入った頃に施すんですよね。バラの根が活動を再開するのが2月なので、遅くても2月上旬までは寒肥を施す必要があります。
でも我が家はこの時期、地面は大量の雪に覆われてしまっているので雪が降り始める前に寒肥は施してしまっています。11月の中旬とか、雪囲いをする時期にですね。バラを地植えしてからずっとそんな感じでやっていますが特に問題はないのでそのまま続けています。バラの肥料には一応こだわっているつもりですが、基本がのんびりガーデナーなので肥料を与える間隔はきっちり一定とかではなく気が向いたときに…という感じになっています(汗)。
わたしがバラ栽培のマニュアルにしている『バラを美しく咲かせるとっておきの栽培テクニック』にも、バラへの肥料過多は「百害あって一利なし」とされているので、何事もほどほどにがいいんじゃないかなと思っています。
本書には「庭植えのバラには寒肥以外必要ない」と書かれていて、芽出し肥やお礼肥は不要だとされています。肥料が多すぎるとバラが軟弱に育って病気にかかりやすくなったりするとのこと。それに花形が乱れたり、花弁数の多い品種は花びらの数が増えすぎて開かなくなったり、シュートの発生時期がずれて開花中に発生してしまったりすることもあるんだそう。バラを美しく咲かせるための肥料のつもりが観賞価値を下げるものになってしまっているのではもったいないですよね。
ちなみに本書の著者である鈴木満男さんは、この間ご紹介した17人のロザリアンの一人で、好きなバラをこのようにランク付けしていました。
1位にランクインしているボレロは我が家でも育てているバラで、花色も形もすべてがお気に入りのバラです。今は雪囲いされて雪の下で眠っています。
※17人のロザリアンが選ぶおすすめのバラについてはこちらの記事もご覧ください。