バラの葉を守る!チュウレンジハバチの幼虫対策まとめ

この間、チュウレンジハバチの幼虫対策として作った落花生のリース。まだまだ雪が降り続いているので外に出してはいないのですが、お天気をみて実験してみたいと思っているところです。

今日はチュウレンジハバチの幼虫に対する一般的な対策をこちらにまとめてみたいと思います。

チュウレンジハバチの幼虫の発生場所と発生時期は?

発生場所:バラの葉(卵は枝に産み付けられる)
発生時期:4月~11月

チュウレンジハバチの幼虫ってどんな害虫?

チュウレンジハバチの幼虫は、当たり前ですがチュウレンジハバチという成虫の子どもです(笑)。チュウレンジハバチはお腹がオレンジ色の黒いハバチで、ブ~ンと飛んできてはバラの枝に細長い切り傷をつけて卵を産卵します。そして、このときの傷はこんな感じで裂けたような跡になってしまいます。 出典:花ひろば

緑の枝が裂けて茶色になってしまうので見た目も良くないですし、その傷跡から先は成長が悪くなってしまう可能性もあるので冬の剪定では切ったほうがいい部位に入ってしまうことになります。

チュウレンジハバチがバラの枝につけた傷を見つける度に「よくもうちの娘をキズモノにしてくれたな~!!」なんていう親父感情がフツフツと湧きあがってきます。こういう傷をすぐに見つけて卵から幼虫がかえる前に枝を切り取ったり卵をつぶしたり(ひぇ~!)すれば、その後のうじゃうじゃ幼虫は見ずに済むことになるんですが、そうならないときのほうが多くて…。それで、こんな恐ろしい光景を目にすることになってしまうんです! 出典:花ひろば

こんなふうに静止画で見ると、「おっ!一列にお行儀よく並んじゃって、親のしつけが行き届いているのね~」なんて思っちゃったり…。(なわけあるか??)でもコレ、実物はもっともっとおぞましいんですよ!!バラの葉っぱの若くておいしそうなところを選んで、ひたすらムシャムシャ食べ続けるんですね。まさに食べるためだけに生まれてきたようなヤツらなんです。(言葉は悪いですが…)

チュウレンジハバチの幼虫を見つけたら?

チュウレンジハバチの幼虫のお母さん、すなわち成虫のハバチは飛び回って好きなところに行くので具体的な対策というのはないです。ハバチが来たらストーカーのように後をつきまとって産卵するところを見つけ次第捕殺するか、産卵したばかりの傷跡を探して卵をつぶしたり枝を切ったりするか。できることと言えばそれぐらいなもんですね。

では、チュウレンジハバチの幼虫を見つけたらどうしましょう?これも基本的には卵への対処と同じで、見つけ次第捕殺するようにします。わたしは割りばしを使って1匹1匹つかまえて容器に入れ、まとめて殺虫剤をかけるようにしています。やたらと四方八方に薬剤散布をする必要がないし、しかも殺虫剤の使用量も少なくて済むので経済的♪

チュウレンジハバチの幼虫に効く殺虫剤は?

チュウレンジハバチの幼虫対策としては予防薬剤ではなく対処薬剤がメインになります。効果があるのは次の薬剤。

  • マラソン乳剤
  • オルトラン
  • スミチオン
  • ピリダフェンチオン(オフナック)乳剤

市販されている薬剤で言えば、スミチオン乳剤とかカダンプラスDXなんかが対応していますね。

春からまた、お会いすることになるであろうチュウレンジハバチの幼虫たち。今年はなんとか発生を最小限に留めたいものです。それには日頃の観察が欠かせませんね!

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