梅雨明け後のバラが水切れ症状!?枝葉がぐったりしたときの対処方法
梅雨の時期、長く雨が降り続いた後にようやく雨が上がって庭に出てみるとなんだかバラの枝葉がぐったりして元気がない…。「あんなに雨が降ったのにどうして水切れの症状が出るの!?」こんなふうに疑問に感じたことはありませんか?
今回は、梅雨明け後にバラの枝葉がまるで水切れでも起こしたかのようにぐったりしてしまった場合の対処方法についてお話しします。
土が湿っているのにバラの枝葉がぐったり!?
バラの水やりの基本として絶対守らなければならないのは「土が湿っているときは水をやらない!」ということ。土が乾いている状態と湿っている状態のメリハリをしっかりつけることで根の張りが良くなり、バラの株が締まるんですよね。
通常、土が湿っているときはバラの枝葉もシャキッとしているものですが、これがなぜかぐったりと元気なく見えることがあります。その代表的な例が梅雨明け後です。梅雨時期に嫌というほど雨を浴び続けたバラは、水分をたっぷり吸収しすぎてまさに水太り状態。根が長時間湿っている状態で水を吸収しづらくなっているのに急にお天気が良くなって葉から水がどんどん蒸散していくため、水分の供給が追いつかずにぐったりしてしまうんです。
こういう状態のときに水切れと勘違いしてしまって水やりを行ってしまうと、真夏の水切れに弱い軟弱な株になってしまうので注意が必要。バラの枝葉がぐったりしているとやっぱり心配になって手をかけてしまいそうになりますが、しばらくすれば水分の供給が追いついて自然に回復していくので大丈夫です。
あまりにも枝葉がぐったりしている場合の対処方法
バラの枝葉がぐったりしていて心配だけど、土が湿っているので水やりは必要ない…。こんなときは霧吹きを使って葉の表と裏の両面に霧を吹いてあげると安心です。バラは根からだけではなく葉からも水を吸収することができるからですね。葉の表面に霧吹きを行うことで葉からの蒸散を防ぐこともできます。
本当に水切れを起こしている場合は土も乾いている!
バラが水切れを起こしているかどうかの判断は枝葉の状態よりも土の状態を見るほうが大事です。土が乾いていて枝葉がぐったりしているようなら それは本当に水切れを起こしている状態なので、即刻水やりを行うなどの対処が必要になります。
土の状態を的確に知るには日ごろからの経験が必要だったりするので、判断が難しいと感じる人はサスティーなどの水分計を使ってみるのもいいかもしれませんね。