トゲなしつるバラ キャスリーンハロップとゼフィリンドルーアンの鉢増し作業
昨年の暮れに“バラの家”から届いて、半ば放置気味だったバラの中苗、キャスリーンハロップとゼフィリンドルーアン。玄関ポーチにある2本の柱に絡ませようと数多くの魅力あるつるバラの中から選んだ2品種です。
枝変わりでもあるこの2つのバラは、トゲが全くない!という貴重なバラ。トゲがないすべすべしたつるはしなやかに曲がるため、ポール仕立てにぴったり。しかも香りが強いという特徴まで兼ね備えているので、玄関という人が頻繁に行き来する場所に最適なつるバラなんです。
今回は、キャスリーンハロップとゼフィリンドルーアンを鉢増ししてみたいと思います。
今回、鉢増しするキャスリーンハロップ(左)とゼフィリンドルーアン(右)の中苗がこちら。 6号鉢に植え付けられているので春の一番花が咲き終わってからの鉢増しでもいいのですが、せっかくならちゃんとした鉢に植え替えて玄関に置きたいと思ったので一番花が咲く前に鉢増しすることにしました。
植え替える鉢は、しっかりしているのにとっても軽い樹脂ポット鉢。ブログでもご紹介した樹脂ポット鉢の柄違いになります。
鉢底石として使用したのは、以前ご紹介した鉢底炭。
バラを植え付ける培養土として使うのは、こちらの“京成バラ園の土”。いつもは同じくプロトリーフの“バラの土”を使っているのですが、たまたま園芸店で“京成バラ園の土”を見つけたので購入してみました。 これまで使ってきた“バラの土”と同様、さらさらとした土で水もちが良さそう。 つるバラを多く栽培しているので、水もちの良さは重要なポイントです。バラの初期段階の育成に重点を置いた配合になっているそうなので、新苗や中苗の植え替え、鉢増しにぴったりな培養土ではないでしょうか。
人差し指と中指でバラの株元をしっかり挟んで… ひっくり返したらこんなふうにすぽっと抜けました。 “バラの家”で購入したバラの苗はどれもそうですが、根張りがしっかりしていて健康そのもの。まだ根が回っていないので、やっぱり鉢増しにはちょっと早かったかもしれませんね。
ウォータースペースを指の第二関節くらいまで確保して培養土を入れたら、バラの苗を鉢の中心に置きます。(生育期なので根鉢は崩さずに…) このとき注意しなければならないポイントは、バラの苗を置く前に培養土の表面を平らにならしておくこと。バラの苗の底と培養土の表面に隙間ができないようにするためです。
あとは空いている隙間に培養土を気持ち多めに入れ、鉢を軽くゆすってバラの苗の表面と培養土が同じ高さになるようにします。(接ぎ口が土に埋まらないように注意!) 鉢底から水が流れ出てくるまでしっかり水を与えたら鉢増し完了! キャスリーンハロップとゼフィリンドルーアン、玄関ポーチでの開花が楽しみです。