ローズポンパドゥールのオベリスク設置!オベリスクの正しい使い方は?
半つる性の四季咲きショートクライマーで、樹高が高くなるローズポンパドゥール。オベリスク仕立てにぴったりなので、前の庭でもオベリスクに枝を留めて咲かせていました。ちょうどオベリスクの高さくらいまで成長してそこからは伸びが止まるので、目の前の高さでゴージャスな香りが漂い、開花時期は何度も匂いを嗅ぎに外に出たくなるほど。
そのローズポンパドゥールも今の庭に無事移植が済んで、これからどんどん枝が伸びていくところ。オベリスクを設置するなら今のうちにやっておかないとやりづらくなる!ということで早速設置作業です。
オベリスクの設置方法
さて、バラをオベリスク仕立てにする場合、オベリスクはバラに対してどの位置に設置すればよいのでしょうか?オベリスクの正しい使い方についてずっと考えてきましたが、いまだにハッキリ分かりません。オベリスクの設置方法は鉢植えの場合と地植えの場合とで違いがあるようです。
オベリスクの使い方【鉢植えの場合】
鉢植えのバラにオベリスクを設置する場合は、鉢の真ん中にバラが植え付けられているので必然的にオベリスクの中心にバラの株が配置されます。そのため、オベリスクを選ぶときも鉢の中に納まるサイズにしなければなりません。
鉢の中にオベリスクを設置するとき、バラの枝が結構伸びていたり樹高が高くなっていたりするとバラの枝をオベリスクの外側に出すのがとても大変になります。オベリスクは縦の支柱と横の支柱が組み合わされているので、その間からすべての枝を外側に持ってこれるかどうかはまさに運次第。ある枝はうまく外側に出せても他の枝が横の支柱に引っかかって外側に出せなかったり、そもそも枝が邪魔になって鉢の中に納められなかったりすることも。
オベリスクの内側でバラを咲かせても別にいいのですが、できれば外側に咲いてほしいですよね。枝がしなやかなうちは多少枝が伸びていてもオベリスクの外側に出しやすいのですが、成長した株や硬くなった枝はもう無理です。
とにかく鉢植えのバラにオベリスクを設置したいと思うのならまだ株が小さいうちに、早め早めの行動が大事です。
オベリスクの使い方【地植えの場合】
鉢植えのバラの場合はオベリスクを鉢の中に設置するしか方法がないので、使い方自体に悩むことはないと思いますが、ちょっと頭を悩ませるのが地植えの場合です。地植えのバラをオベリスク仕立てにする場合、オベリスクはバラに対してどの位置に設置するのがベストなのでしょう?オベリスクの使い方について調べてみました。
教科書的な答えとしては、オベリスクはバラの株の横に設置するのがセオリーのようです。
- オベリスクを設置してからその横にバラを植え付ける
- 植え付けてあるバラの横にオベリスクを設置する
以上の2パターンが地植えのバラにオベリスクを設置する場合の一般的な方法になります。
…ですが、わたしはこのセオリーに反して鉢植えバラのようにオベリスクの中心にバラの株を配置する方法をとっています。
ローズポンパドゥールをオベリスク仕立てに
↓すでに地植え済みのローズポンパドゥールにオベリスクを設置していきます。移植のときにだいぶ枝を詰めましたが、数年物の株なので枝は太く硬いです。
セオリー通りでいくならこの株の外側にオベリスクを設置すればいいわけですが、わたしはオベリスクの真ん中にバラの株を配置したいのです。そほうが見た目が美しいと思うんですよね。完全に好みの問題かもしれませんが。
別にオベリスクの内側にバラの株があっても問題はないんです、鉢植えバラの場合はそうするしかないのですから。だったら、地植えのバラにだって通用しますよね。ただ、枝と支柱の関係で設置が難しいというのがデメリットなだけで。
実はずっと前に一般的な設置方法(バラの株の外側にオベリスクを設置)でバラを育てていたことがありました。教科書どおりに頑張っていた頃です。このとき経験したのが、「オベリスクがだんだん傾いてくる…」という問題です。
オベリスクを地面に突き刺しただけでセメントやモルタルなどでしっかり固定していなかったのが悪かったのかもしれませんが、バラが成長するにしたがってどんどん傾きを増していくオベリスクに困っていました。その都度浮いているほうの脚を引っ張って直していたのですが、その作業にだんだん辟易…。最後にはオベリスクを抜いてしまいました。
そんな経験があって、それからは地植えのバラであってもオベリスクの真ん中に株を配置するようになったのです。
今回のローズポンパドゥールも、オベリスクの設置は確かに大変でした。オベリスクの外側に枝が出てくるようにオベリスクを回したり傾けたり…。枝の側面が支柱に擦れて傷になったりもしました。
↓それでも何とか設置することができ、やれやれです。
オベリスクと枝を固定して終了!ほら、見事にオベリスクの真ん中にローズポンパドゥールの株がすっぽり入っていますよ。枝もしっかり外側に出しました。
まだ根付きが心配なローズポンパドゥールですが、うまく根付けばそのうちオベリスクのてっぺんまで覆ってくれるようになるでしょう。
【追記 6/18】
その後、ローズポンパドゥールは以前のように素晴らしい花々を見せてくれました!