つるバラの品種選びコツのコツ!手入れの手間を考える
あなたはつるバラの品種を選ぶときに何を一番重要視しますか?花の色や花の形など、つるバラ全体の雰囲気はもちろん、どの場所でどのように仕立てるかによってどういう性質のつるバラがいいのかを考えなければいけませんよね。
以前の記事で「つるバラの品種選びコツのコツ!」として樹高と日照についてお話ししましたが、今回はコツのコツ第2弾として手入れの手間を考える重要性についてお話しします。
つるバラに限らず、バラは開花したあとに花がら切りの作業がありますよね。外側の花弁が茶色っぽくくすんできたら、できるだけ早めに切り戻すことで新しい枝が伸びるのを促進することができます。四季咲きのつるバラの場合は次に咲く花のために、一季咲きのつるバラの場合は翌年に咲く花のために、新しい枝を伸ばして充実させる意味での花がら切りは大切な作業になります。
ですが、この花がら切りの作業って思いのほか大変なんですよね…。とくにつるバラの場合は一斉に開花を迎えて一斉に咲き終わるうえに、花の位置も高いところにあるので花がらを切るのが至難の業だったりする場合も。
そこで、この花がら切りを楽に済ませたい場合は、花が咲き終わったあとに自然に花弁が散るタイプのつるバラを選ぶのがコツ。花びらがはらはらと散る品種として思いつくのは安曇野やバレリーナ、ラベンダードリームなどの一重咲きのつるバラ。いわゆる“修景バラ”と呼ばれるような景観を作るのに使われるつるバラであれば花後の花がら切りを放っておいても自然に花弁が散ってくれるので楽です。
それから、花後にローズヒップを楽しめる品種を選ぶのもコツ。バラの実を楽しむには当然花がらを切ってはいけないので、そのまま放任してしまえるわけですね。手の届きにくい場所につるバラを咲かせたい場合や手入れの手間を省略したい場合には、このように花がら切りの作業を楽できる品種を選んでみるのもいいかと思います。