つるアイスバーグの主根がポッキリ折れた!こんなときの対処法は?
つるバラのアーチ…バラ好きのみなさんなら誰でも一度は憧れる景色ですよね。
我が家にはつるバラのジャスミーナを誘引したアーチが設置してありますが、リビング窓の周囲にもつるバラを仕立てたいという野望があり、今回、大型のアーチを設置することにしました。我が家のリビングの掃き出し窓はけっこう大きめにとってあるので、リビング窓の幅に合ったつるバラのアーチを探すのがちょっと大変でしたが、なんとかお手頃でサイズも合うつるバラのアーチを見つけることができました。
…とこの話はまた後日お話するのでこのあたりにして。今日は、このつるバラのアーチを設置する前段階で起きてしまった事件について涙ながらにお話ししようと思います。
さて、今回わたしがつるバラのアーチに仕立てようとしているつるバラはつぎの2品種。ピエールドゥロンサールとつるアイスバーグです。こちらの2品種は今さら説明するまでもないほど人気が高くて栽培されている方も多いつるバラなんですが、大好きなこれらのつるバラをお部屋にいながらにして眺められたらどんなに素敵だろう…ということで、リビングから見える位置に大型アーチを設置して部屋の中からの観賞用として仕立ててみることにしたんですね。
我が家のつるバラはそのほとんどがこちらの大型コンテナで育てられていて、移動も自由自在、毎年好きなところに好きなように仕立てて遊んでいます。そして今回、つるバラの大型アーチに仕立てようと思ったピエールドゥロンサールとつるアイスバーグも例外なく大型コンテナで栽培されているんですね。今回、大型のアーチを設置するにあたってピエールドゥロンサールとつるアイスバーグを移動することになったのですが、そこでタイトルにもある事件が起きてしまったんです…。
わたしはつい最近まで腰を痛めていたので移動は夫にお願いしたのですが、つるアイスバーグの大型コンテナを移動しようとしたときになかなかコンテナが持ち上がらない!腰を痛めていないときはわたしでもなんとか持ち運びできる重量なのですが、身長185cmもある大男ですら苦戦しているんですよ。
これはもしや!?と思っていたら、ボキッ!!とイヤ~な音がしました。そうなんです。なかなかコンテナが持ち上がらなかったのはコンテナの底から根っこが地面まで伸びていて地中までしっかりと根を張っていたから。先日はわたしの腰がグギッ!!で、今度はつるアイスバーグの根っこがボキッ!!ですよ…。何度聞いても鳥肌が立つ音です。
↓つるアイスバーグの大型コンテナをその場からどかしてみるとこんなことに。
下は砂利敷きなのですが、しっかりと砂利の間から折れた根をのぞかせていますよね。
↓もう少し掘ってみたらこんな感じ。もうこうなったらショックよりも興味のほうが勝ってしまい、一体どこまで根が張っていたんだろう??ということで掘り上げてみたら、こんなに立派な主根が!!あーあ…って感じですよ(涙)。でも、コンテナを移動しないことにはアーチも設置しづらいし仕方ない!ということで割り切りました。
ですが、葉が展開して枝が伸び出している大事な時期にメインとなる主根が折れてしまったことは一大事。吸い上げることのできる水の量が格段に減ってしまったわけですし、土の上の枝葉と土の下の根のバランスをとるためにはある程度つるを切らなきゃいけないですよね。なので、時期不相応にも大胆な剪定を施しました。
植物にとっての根は、人間で言うと一家の大黒柱と一緒。枝や葉という家族を養うためにはそれに見合った経済力のある主人、つまりしっかりとした根が必要なんです。今回のつるアイスバーグのように一家の大黒柱である主根が大怪我をして働けなくなった場合、扶養家族である枝や葉も犠牲になって主根の復活をお手伝いしなきゃいけません。人間にたとえると、これまでよりも食費を削ったり欲しいものを我慢したり…。そうすることで根が少なくなったとしてもバランスに合った数の枝葉を育てることができるんですね。
というわけで、バラの剪定の時期でもないのに思いっきり切り詰めましたが、なんとか主根が復活してくれるだろうと信じています。丈夫な根の発根を促す活力剤として愛用のメネデールもチャージ!バラの植え替えや移植の際にメネデールを与えておけば安心です。つるアイスバーグには何事もなかったように花を咲かせてほしいです。