
本日放送された『NHK趣味の園芸』で、
“バラの最強パートナー 宿根草ベストセレクト”と題された
バラのコンパニオンプランツの紹介がありましたね。
講師の先生は、別冊 NHK趣味の園芸『バラ大百科』や
別冊 NHK趣味の園芸『美しく病気に強いバラ』の著者でも知られている河合伸志さん。
わたしも、バラの剪定の教科書として河合伸志さんの著書、
『超図解!よくわかるバラの剪定講座』でいつも勉強させていただいています。
今日の放送では、バラと一緒に育てるのにおすすめな宿根草が紹介されていました。
バラが咲いている庭には、必ずと言っていいほど宿根草が植え付けられていますが、
宿根草にはバラの美しさをより一層引き立ててくれる役割があります。
それから、ハーブ類などの中にはバラと一緒に植えると
ハーブ独特の香りによって病害虫を防ぐことができる場合もあります。
このような役割をもつ植物のことを“コンパニオンプランツ”と呼んだりしますが、
今回は、バラのコンパニオンプランツとしておすすめな宿根草をまとめてみたいと思います。
『NHK趣味の園芸』の番組内で放送された宿根草のほかにも
個人的におすすめなコンパニオンプランツやハーブ類をご紹介します!
バラのコンパニオンプランツを選ぶときの4つの条件
まずはじめに、バラのコンパニオンプランツとして
バラと一緒に楽しみたい宿根草を選ぶ際の条件を4つまとめてみますね。
①生育環境
これは当然と言えば当然のことなのですが、
バラのコンパニオンプランツとしてバラと一緒に楽しむためには
バラと同じ生育環境を好む宿根草を選ぶのが第一の条件になります。
宿根草の中には半日陰を好むものや
日当たりが良すぎるのを苦手とするものもあるので、
バラが好む生育環境と同じ条件で育てることのできる宿根草を選びましょう。
②デザイン性
コンパニオンプランツはバラと一緒に競演させてバラの美しさを引き立たせることが目的なので、
バラとの色合わせや草丈のバランス、
バラよりも目立たないことなども大事な条件になってきます。
あくまでも主役はバラであることを意識して、
景色の一部として取り入れられる雰囲気の宿根草を選ぶと失敗がありません。
色合わせが難しく感じる場合はバラと同系色の宿根草でまとめると間違いないですし、
逆に反対色でまとめてみるというのも補色効果があるので印象深くまとまります。
宿根草は花の色や形に注目するだけではなく、
葉の色や形にも目を向けると効果的に変化がつけられるのでおすすめ。
シルバーリーフや斑入りのカラーリーフなどを上手に活用しましょう。
③観賞期間
これは当たり前のようでいて忘れがちなのですが、
観賞期間がバラの咲く時期としっかり合うことが大事です。
いくらバラと生育環境や花姿が合っていても、
観賞時期が合っていなければバラとの競演を見ることができないからです。
宿根草は観賞期間が短いものから長いものまでいろいろありますが、
おすすめはやっぱり観賞期間が長いもの。
バラの時期だけ花を咲かせてくれる宿根草もいいですが、
四季咲きのバラの場合は夏や秋にも何度か花を見せてくれるわけなので
その期間中長く楽しめる宿根草があったらそれを利用するに越したことはありませんよね。
④管理の難易度
「“宿根草=放置草”ではない!」ということを河合伸志さんもおっしゃっていましたが、
一度植えつければOKと思われがちな宿根草も管理が必要になるときがあります。
宿根草の中には株分けをしないとダメになってしまうものや
夏場の管理が難しくて夏越しができないものもあったりします。
なので、それなりに管理がしやすい宿根草を選ぶのもポイントですね。
バラのコンパニオンプランツとしておすすめの宿根草
さて、ここからはバラと競演させるのにおすすめな宿根草やハーブ類を
わたしのおすすめもプラスしてまとめてみたいと思います!
ぜひ、バラのコンパニオンプランツ選びの参考にしてみてくださいね^^
バラの株元に・・・
草丈が15~20cmぐらいのもので、
グランドカバーとしてマルチングの役割をしてくれます。
エリゲロン
ゲラニウム アズールラッシュ
グレコマ
ダブルフラワーカモミール
バラの手前に・・・
木立バラよりも草丈が低くなるような中型タイプのもので、
バラの株元のさびしくなった部分をカバーしてくれます。
オルラヤ ホワイトレース
タナセタム ジャックポット
カラミンサ
ベロニカ クレーターレイクブルー
サルビアネモローサ カラドンナ
バラの後方に・・・
木立バラよりも草丈が高くなるような大型タイプのもので、
バラの背景としてバラの美しさを引き立ててくれます。
バーベナ ボナリエンシス
ガウラ
ロシアンセージ


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