つるバラ マダムアルフレッドキャリエールの栽培方法まとめ
ロサモスカータにティー系やチャイナ系の血が入ったノワゼットローズというタイプのオールドローズ、マダムアルフレッドキャリエール。四季咲き性が強く、房になってたくさん花を付けるつるバラで、多くのバラ栽培本や雑誌に取り上げられていたりするのできっと一度は名前を聞いたり見たことがあったり、あるいは栽培されている方も多いかもしれませんね。
今回は、このマダムアルフレッドキャリエールについて品種の特徴&栽培方法をまとめてみようと思います!
マダムアルフレッドキャリエール
品種名 マダム アルフレッド キャリエール Madame Alfred Carrière
作出 1879年 フランス Joseph Schwartz
系統 Noisette ノワゼット
交配 不明
花色 淡いピンク~白
花形 ロゼット咲き
花径 中輪
芳香 中香 <span style="color: #d80000; font-size: x-large;">★★★☆☆</span>
開花 繰り返し咲き <span style="color: #d80000; font-size: x-large;">★★★☆☆</span>
伸長 3m
樹形
樹勢 ★★★★☆耐陰性 ★★★★☆耐暑性 ★★★☆☆耐寒性 ★★★★☆ ウドンコ病 ★★☆☆☆ 黒星病 ★★★★☆
どんな場所にどう仕立てる?
マダムアルフレッドキャリエールのうれしい特徴は、何と言っても日陰に強いこと!半日陰の場所や家の北側での栽培も可能なほど、日照条件を選ばずに咲いてくれるんですね。日本の狭小住宅環境にはまさにもってこいの品種。
マダムアルフレッドキャリエールは大きく垂直に伸びるタイプのつるバラなので、高いフェンスや壁面などに仕立てるようにします。枝が柔らかくしなやかなのでアーチなどの細やかな誘引にも向きますが、やっぱりおすすめは高いフェンスや壁面!マダムアルフレッドキャリエールは生育旺盛で樹勢が強いので、なるべくゆったりとした場所で緩やかに誘引するのがポイントです。
栽培のコツ&ポイント
マダムアルフレッドキャリエールは樹勢が強く、ほぼ無農薬でOK!というとても丈夫なオールドローズ。なので、あまり手をかけすぎないことが栽培のコツ&ポイントになります。たとえ病害虫が発生しても自分の力で回復できるぐらい強い、オーガニック栽培に適したつるバラです。
地植えの場合
肥料や農薬はほとんど必要ありません。逆に肥料を与えすぎたり薬剤散布をしすぎたりすると、もともと丈夫な性質の株が軟弱に育ってしまい、せっかくの耐病性が失われてしまうことにも。過剰な肥料はうどんこ病の原因にもなるので注意が必要です。マダムアルフレッドキャリエールは、地植えして2~3年もすればほとんど肥料なしで育つほど野生の強さを受け継いでいるつるバラです。
鉢植えの場合
鉢植えにする場合は土の栄養素が失われがちになるので、通常の半分ほどの肥料を与えるようにします。肥料の量は通常通りで与える間隔を2倍にしてもOK。それからマダムアルフレッドキャリエールは生育旺盛で水をぐんぐん吸い上げるので、鉢植えの場合はある程度水もちのいい土に植えます。
マダムアルフレッドキャリエールは手がかからないローメンテナンスなオールドローズなので、バラ栽培初心者の方にはもちろん、週末にしか庭仕事ができない週末ガーデナーさんやなるべく農薬を使いたくない子育て中の方にもおすすめのつるバラですよ(^^)