西洋ニンジンボクとローズポンパドゥールのコラボと害虫三昧
花が咲き始めてからあっという間に満開を迎えた西洋ニンジンボクが隣にあるバラ、ローズポンパドゥールと一緒に素晴らしいコンビネーションを見せてくれています。
夏場、ほかの植物たちが活動を休止している間、この西洋ニンジンボクは次から次へと花穂を立ち上げてスカイブルーの見事な花を見せてくれるんです。一方、半つる性のバラでいわゆるシュラブローズと呼ばれるタイプのローズポンパドゥールは、完全な四季咲きバラなので夏に満開になる西洋ニンジンボクとのコラボレーションが楽しめます。開花期がちょうど重なるものを隣に配置したのは大成功でした。ただ、西洋ニンジンボクは剪定という剪定をしていなかったので、予想以上に大きくなりすぎてしまっていて…。花後に強剪定もできるので、今年こそはしっかりと剪定して株元にもっと光が届くようにしたいと思っています。
この西洋ニンジンボク、花が美しいのはさることながら、独特の香りがとってもさわやかです。ハーブや香辛料系のスパイシーな香りが木全体から漂ってくるんですよ。そのせいもあってか、ハチが何匹も花から花へと飛び回っていて、ブンブンと羽音がうるさいぐらいなんです。まぁ、どのハチも西洋ニンジンボクの花の蜜を吸うことだけに夢中になっているので特別襲ってきたりとかはないんですけどね。
そうそう、ハチと言えばバラの天敵チュウレンジハバチですが、白モッコウバラの新しいシュートへ卵を産み付けているまさにその瞬間に立ち会いました!チュウレンジハバチをシュートから引き離すことにばかり気を取られていて肝心の写真を撮影するのを忘れてしまったのですが(汗)。チュウレンジハバチって、産卵中は動かないと聞いていましたが、本当に微動だにしないんですね。チュウレンジハバチの体をつまんで引き離そうとしたらガッチリとお尻を枝に突き刺していてビクともせず、無理やり引っ張ったら「プチッ」と…!!ここで最後まで語るのはあまりにも心苦しいので、あとはご想像にお任せします(涙)。
それから、シャクトリムシの仲間でバラの葉を食害するホソオビアシブトクチバが 玄関の格子のところにこんなふうに這い上がっているのを発見。 これを息子が捕まえたいとうるさいので「いいよ」と任せたら、つかんだ途端にビビッて地面に落とし、勢いで踏みつぶしてしまったようです。なんという惨劇…。
そして、たまたまその近くでうごめいているゴマダラカミキリの成虫も発見。庭でゴマダラカミキリを見るのは初めてなのでびっくりしました。 子どもたちが虫取りかごにアリを入れて遊んでいたので、そこにゴマダラカミキリを入れてみました。成虫はバラの新しい枝をかじり、幼虫は根元から根に食い入るという親子ともども悪いヤツです。息子が飼うと言ってきかないのでそのままにしていますが、わたしとしてはどこかの原っぱにでも放してやりたい…。エサとしてバラの新しい枝を切って与えるというのも何か違うし(笑)。そんなこんなで、今日はバラの害虫に振り回された一日でした。