
バラは本来、野生で花を咲かせてきた植物。
今ある品種も元をたどれば、
野生種から交配を繰り返されてきたバラたちなんですよね。
なので、乱暴な話ですが、
たとえ全く剪定せずに放置していたとしても
花が咲く時期になれば花芽をつけますし、
基本的には剪定なしでもとりあえず咲いてはくれるんですね。
じゃあ、どうしてバラ栽培に剪定がつきものなのか?
ちょっと疑問に思ったりしませんか?
今回は、剪定をしなくてもバラは咲くのに
どうして剪定をしたほうがいいのかについて
その理由を4つお話しようと思います。
バラを剪定する理由①見た目が良くなる
バラの剪定はまず第一段階として
つまようじのような細く弱々しい枝や枯れ枝、虫が食べた跡のある枝など、
明らかに不要な枝を切り落とすことからスタートします。
これらの見た目の悪い枝を剪定することで、
バラ全体の見た目が良くなってバラの美しさがよりアップするわけです。
バラを剪定する理由②病害虫を防ぐことができる
バラにとって不要な枝を剪定せずそのままにしておくと、
株の内側が込み合って蒸れてしまったり
風通しや日当たりが悪くなって病害虫が発生しやすい環境になってしまいます。
なので、剪定をしっかり行って不要な枝を切り落とすことで
病害虫が発生しにくい環境を整えることができるんですね。
バラを剪定する理由③株の新陳代謝を促すことができる
バラは1本の幹が成長し続けていく花木ではなく、
株元からシュートと呼ばれる新しい枝を出して
常に新旧交代を繰り返している植物です。
なので、古い枝にある程度花を咲かせ終わると
次第に花芽が少なくなっていきだんだん勢いをなくして枯れていきます。
剪定をすることによってバラの新陳代謝を強制的に促すことになるので、
株をいつも元気で活発な状態にしておくことができるんですね。
バラを剪定する理由④株全体の大きさや形を調節することができる
バラの剪定をせずにいると枝が伸び放題になるので
樹高が高くなりすぎたり樹形が乱れたりしますよね。
こんなときに樹高を低くしたり樹形を整えたりする作業が剪定。
特に木立バラにとっては必要不可欠な作業だと言えます。
バラの剪定はバラの生育環境を良くするだけじゃなくて
株の若返りを促すアンチエイジング作業でもあるわけですね!(笑)


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