
初夏から夏にかけて咲く大型の花と言えばこのホリホック。
和名ではタチアオイという名前で知られていますよね。
このホリホックは6月も中旬を過ぎるといたるところで見られるようになる花で、
なんともノスタルジックな雰囲気をもつ宿根草です。
わたしが子どもの頃は学校帰りに花を摘んで
ペタペタする花びらを顔につけたりして遊んだものでした。
北海道では“コケコッコ花”とも呼ばれているそうで、
赤い花びらを鶏のトサカに見立てて遊ぶのが昔からの風習だったようです。
残念ながら現代の子どもたちは植物を使って遊ぶことはあまりしなくなってしまいましたが、
自分の子どもたちには自然の面白さと厳しさを体験を通して伝えていきたいと思っている今日この頃です。
山形のさくらんぼ出荷作業も終盤に入り、
早生品種の佐藤錦しか売りに出していない夫の実家のさくらんぼ園では
さくらんぼ作業はひとまず終わりとなりました。
そして、ゆったりとした気分であらためてさくらんぼ畑を探索してみると、
今年もアプリコットカラーのホリホックが美しく咲き誇っていました。
わたしが子どもの頃に慣れ親しんでいた近所のホリホックたちは
大体が一重咲きで雑草にも似た雰囲気のワイルドさを放っていましたが、
さくらんぼ畑で大株に育っているこちらのホリホックは、
同じ一重咲きでも色がアプリコットカラーということもあってシックでおしゃれ。
フリフリした花びらがとってもエレガントなんです。
ホリホックはどこでも見られるようにありきたりな花だと思っていましたが、
こんなグラデーションカラーの雰囲気あるホリホックなら
庭のアクセントとして取り入れてみたいな~と思うようになってきました。
ホリホックはヒマワリのように夏の空に向かって真っすぐグングン成長する花で、
わたしの背丈などあっという間に越してしまうほど大きくなります。
なので、庭に植えるとしたら奥のほうに背景として配置するのがぴったり。
デルフィニウムやジギタリスのように支柱が必要になることもなく
しっかりとした太い茎なので、本当にローメンテナンスな宿根草なんです。
以前、北西にある花壇の模様替えをしたいという話をしましたが、
ホリホックをこの花壇に植え付けてみたらどうかな??と。
ロシアンセージやガウラのように扇形のように広がる植物ではないので、
お隣にはみ出したり迷惑になることは少ないかと思って。
すら~っと立ち上げる花姿なので真横に倒れたりしない限り
省スペースで大型植物を楽しめるんじゃないかなと思うんです。
ホリホックの品種をいろいろ調べてみたところ、
草丈が80cmほどでおさまるコンパクトなタイプもあるんですね。
ホリホック、我が家にもお迎えする方向で品種選びをしてみようと思います。


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