バラ栽培の最難関!バラの水やりのタイミングはどう判断する?
バラを育てていくうえで一番難しいとも言えるのが水やりのタイミング。「バラを育てはじめてみたものの、水やりのタイミングが分からなくて…」という方はとっても多いようです。
バラ栽培に関する書籍などで調べてみると、水やりの目安は何日に1回、または朝と夕方に1回ずつというように、日数や時間、回数などが書かれている場合がありますよね。これらの目安を参考にして水やりをするのは確かに安心感がありますが、毎日決まった時間に規則的に水やりを行うようなやり方はできれば避けたいものです。というのも、季節や天候、バラの生長具合によってバラがそのときに求める水分量が変わってくるからなんですね。
もちろん、ある程度同じ時間帯に決まった回数水を与えるというのもひとつの目安になるので決して間違いではありません。ただ、その場合でも鉢とよく相談することが大事。バラの様子をよく観察して、今水やりをするタイミングなのかもう少し後でも大丈夫なのかを判断するようにします。
わたしの場合は日に何度か庭に出るときがあるので、そのときに鉢の表面の土の色を確認したり、土に指を差し込んで土の湿り具合を確認したりしています。それから、今の時期であればつぼみの花首が下を向きかけていないか、シュートの先端がしなってきていないかなどをチェックするようにしています。
「まだまだ水やりしなくても大丈夫!」と思って出かけて、帰ってきたときにつぼみやシュートの先端がくたっとしているときなどはさすがに焦りながら水やりをしますが、バラが本当に水を欲しているタイミングで鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりすることで、乾湿の差がくっきりとできて根の成長が良くなると感じています。普段から時間の許す限りバラを観察する習慣をつけておくことで、水やりのタイミングがだんだんつかめてくるのではないでしょうか。
それから、水やりの管理を楽にするコツとして、バラを植え付ける鉢のサイズや材質、使用する用土をできるだけ統一することをおすすめします。 バラが育つ環境を同じ条件にすることで、水切れのタイミングがどの鉢もほぼ同じになるんですね。あとは鉢が置いてある場所によって水やりのタイミングを調整するだけ。
我が家の鉢植えバラは、木立バラのサニーノックアウトを除いてすべてがつるバラで同じ大型コンテナに同じ用土で植え付けてあります。なので、水切れのタイミングがどれもほとんど同じようになるんです。バラを日々観察していて分かったことですが、同じ鉢・同じ用土でも水切れが早いバラというのも確かにあります。我が家の場合は、ピエールドゥロンサールとバレリーナです。この2品種の様子を見て水を欲しがっているようであれば水やりのタイミングだと判断しています。
「水やり3年」とも言われるように水やりのタイミングを計るのはなかなか難しいのですが、こればっかりは日々バラを観察して観察眼を育てるしかありませんね。