大切なバラを根腐れから守る!水やりの3つの注意点
冬の間、寒肥を施して剪定・誘引したあとは完全に放置だった我が家のバラ。今日から再開した作業として水やりがあります。と言っても、これから毎日水やりをするわけではありません。この時期の芽吹き始めたバラはまだ葉がしっかりとついているわけではないので、葉からの蒸散作用が働いていないんですよね。なので、だいぶ暖かくなってきたとは言え、いきなり水をやりすぎると与えた分だけの水を十分に蒸散させることができないので根腐れの原因になってしまうこともあるんです。
今回は、大切なバラに根腐れを起こさせないための水やりの注意点についてお話しします。
根腐れさせない!バラの水やり注意点
①地植えのバラは植え付け管理後は基本的に水やりの必要なし!
わたしがバラを鉢植えするよりも地植えすることにこだわった理由のひとつに、“水やりの必要がない”ことが挙げられます。鉢植えのバラをたくさん育てている方なら分かると思いますが、何が大変かって、毎日の水やりなんですよね。とくに真夏は朝と夕方の2回は水やりが必要だったりするので、長期間の旅行とかで家を空けることができないんですよ…。うちには自動散水機とかいうそんな便利なものはないので。
なので、地植えのバラにはよほど雨が降らないとき以外は水やりする必要がないのがうれしいんですよね。逆に、ここで必要以上に水をやりすぎてしまうと水やり過剰になって根が腐れてしまったり、節間が間のびして軟弱な枝になってしまったりします。
②鉢植えのバラの水やりは土が乾いてから!
鉢植えのバラの場合は地植えのバラと違って、年間を通して水の管理が必要です。水やりの基本は鉢土の表面がしっかりと乾いてから。これは基本中の基本ですが、この“表面がしっかりと乾いてから”というのがなんとも曲者で。見た目には土が乾いているように見えても実はそうでもなかったり、表面だけが本当にうっすらと乾いていてもその下はたっぷりと湿っていたり…。見た目だけで土が乾いているかどうかを判断するのは実はとっても難しいことなんです。
なので、わたしは水やりの際に指の第二関節ぐらいまで土の中に指を入れて、土がどのくらい乾いているか、あるいは湿っているかを確かめるようにしています。それと、もうひとつのコツとしては、持ち上げることのできる鉢の場合は鉢を実際に持ってみることで土が乾いているかどうか判断できます。それには土が乾いているときの重さを感覚でつかんでおくことが大事なんですけどね。
我が家の鉢植えバラはテラコッタの10号鉢やら40リットル以上も土が入るコンテナがほとんどなので、持ち上げて土の乾き具合を確認することは不可能に近いです(汗)。なので、水やりのタイミングの確認方法はもっぱら指を突っ込む方法で行っています。
③水やりのときはたっぷりと鉢底から水が流れ出るまで!
水やりのときに一番勘違いしてしまうことが多いのは、与える水の量に関して。“水のやりすぎ=過湿になる”という部分をちょっと捉え違えてしまって、与える水の量を減らしてしまうという間違いを犯してしまっている場合があります。
バラの根は土が乾いたり湿ったりするのを繰り返すことで水を求めて伸びていきます。なので、土が乾いている状態と湿っている状態のサイクルを しっかりと繰り返してあげることが大事なんですね。水やりをするときは鉢のウォータースペースに水がたまって鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えるのが基本です。
1回に与える水の量を控えてしまうと、結局は十分に水が与えられていないのですぐに土が乾き、再び水を与えることでかえって過湿気味になってしまうことも考えられます。それに、ちょこちょこと水を与えることでバラは自分で水を求めて根を張ろうとしなくなるので、締まりのない軟弱な株に育ってしまいます。こうなると病害虫にも弱くなり、花つきにも影響してくるので大問題ですね。
今回は根腐れをさせないことに焦点を合わせた水やりの方法についてお話ししてきました。水やりはバラの管理作業の中でも1、2を争うぐらい難しいもの。基本を押さえて、なおかつ自分の育てているバラに合った水やり方法を模索していきましょうね。
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