
バラを観察するとき、一番バラの状態がはっきり分かる場所はどこだと思いますか?
それは“葉”、とくに“新芽”の部分です。
バラの新芽は、まさに成長過程にあって細胞分裂を繰り返している部分。
なので、バラの新芽を見ればバラの今の状態が鏡のように映し出されているわけです。
バラのお世話をするときに一番悩むのは水やりのタイミングかと思いますが、
これもバラの新芽をよく観察していれば簡単に解決してしまいます。
今回は、バラの新芽で水やりのタイミングをつかむ方法と注意点についてお話します。
新芽で分かる!水やりのタイミングは?
鉢植えのバラは水やりの基本を押さえるほかに
普段から新芽をよく観察しておくことが大事です。
新芽がちょっとしおれかけてきたかな~??
というタイミングで水やりをするのがベストタイミング!
頻繁な水やり回数でいつも土が湿った状態だと、
根腐れしてしまって場合によっては枯れてしまうことにも・・・
それに、常に水が足りている状態だと、
自分から水を求めて根を伸ばすこともないので
やわらかい貧相な株に育ってしまいます。
一方、過湿を恐れて乾かしすぎてしまうのも厳禁!
新芽がぐったりとするまでしおれさせてしまうと、
水不足で枯れてしまいます。
下葉の緑色が薄くなって黄色っぽくなってきたら水不足のサイン。
枯れる一歩手前なので要注意です。
バラの新芽がしおれてしまうもう1つの原因
バラの新芽がしおれてしまう原因として、
土が乾いてきたということのほかにももう1つ考えられることがあります。
それは、“バラがショック状態に陥っている”ことです。
雨の降らない曇りの日が続いた後に急に太陽が出てお天気になったりすると、
いきなり日の光を浴びたショックから
バラが根から水を吸い上げられない状態になってしまうことがあるんです。
そんなときは、いくら土に水をたくさん与えても過湿になってしまうだけなので
霧吹きで葉の表裏両面に水をかけてあげるようにします。
こうすることで葉からの蒸散を抑えることができ、
ショック状態から徐々に回復することができるようになります。
水やりのタイミングをつかむには日々の観察とある程度の経験が必要ですが、
乾きと湿りのサイクルをしっかりと繰り返すことを意識して
新芽の状態を見ながら行っていきましょう。


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