バラの枝先が枯れるのはなぜ?冬剪定した枝の先端が黒くなったときの対処法は?

生育期に入ってどんどん芽が伸びているバラたち。前の庭から掘り上げて持ってきた、元地植えのローズポンパドゥールもその枝先に大きな芽を出しています。

ここで気になるのがバラの枝先の「枯れ」です。勢い良く伸び出した芽から約1cmほど上の部分が黒っぽくなっていて、そこから枝の先端にかけて枝枯れの症状が出ていますね。

冬剪定のときは「この節のあたりから芽が出るかもしれない、芽が出てほしい!」という位置で枝をカットするかと思いますが、それはあくまで予測であり願望であるため、残念ながら外れてしまうことがよくあります。その場合はその下の節から新芽が出て、そこから先の枝には水や養分が供給されなくなってしまうのです。

これが生育期のバラの切り戻しだった場合は、プチっとした赤い芽がカット位置を教えてくれる目印になるのですが、芽の気配も何もない冬剪定では正しいカット位置を知る術はありません。(そもそも冬剪定ではどこを切るのも自由だと思っているので、わたしなんかは特に何も考えずに樹形だけを見て潔くカットしてしまっています)

冬時期、乾燥した空気のなかで剪定を行えばカットした枝の断面からどんどん水分が奪われていきます。乾燥した空気にさらされるわけですから当然と言えば当然ですよね。そうして枝先が乾燥して傷み、春になって枝先の「枯れ」として現れることに…。冬剪定のときにカットした切り口から樹液が出てこないようなら、そのうち枝枯れすると思っていいかと思います。

枝枯れというとなんだか怖いですが、このような先端枝枯れはよくあることなので気にしなくても大丈夫。とは言え、このまま放置しておくと枝枯れ部分が下方に下がっていって枝が丸ごと枯れてしまう場合もあるので注意が必要です。

バラの枝先に「枯れ」を見つけたときは、すぐに黒っぽく変色してしまった部分を切り取ってしまいましょう!対処法というほどのものではなく当たり前すぎる作業でしたね。

枝枯れの範囲拡大を予防するほか美観的にも◎。冬剪定後のバラ、芽だけではなく枝先にもちょっと目を向けてみてはいかがでしょうか(^^)

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