クリスマスの日に今は亡きクレマチスパテンス系 寺沢を偲ぶ…

我が家には現在4種類のクレマチスがあるんですが、今日はわたしが現在の家を新築して初めて手に入れたクレマチスについてお話ししたいと思います。

そのクレマチスの名はクレマチス パテンス 寺沢。大輪の花を咲かせるパテンス系で“寺沢”という名前がついています。おそらく育種家の名前か何かだと思うんですが。この寺沢、カタログで一目見てビビビッ!と来て、「最初からあなたに決めていました!よろしくお願いしますっ!!」というような感じで即ネット注文したんですね。キレイな淡い水色で、しかも大輪。こんなに美しい花があるんだな~と感激したのを覚えています。

ですが、ショップからのお返事は「状態のあまり良くない2年苗が1鉢しか残っていないのですが…」ということだったんですよ。普通であればそこで断念するんでしょうが、もう寺沢一筋になっていて思考回路が停止した状態のわたしは「それでもいいです。売ってください!」と言って購入しました。当時、ネットで探しても他のお店にはない品種でしたし、本当に希少価値が高かったんです。多分、今現在も取り扱いのあるショップは少ないんじゃないかな??と。

そうして届いた2年苗の寺沢は、お店側の言う通りあんまり状態が良いものではありませんでした。だけど、初めてのクレマチスを目の前にして本当にうれしかったです。地植えする予定でしたが状態があまり良くなかったので、しばらくは鉢植えで様子を見ることにしました。半年ほど過ぎて状態がある程度良くなってきたので玄関横のシンボルツリーそばに地植えしました。そしてその年に咲いたのがこちらです。2012年5月24日に花開いたときは、カタログで見るよりも赤みがかったブルーで色もちょっと濃い目でした。淡い水色を期待していたわたしとしては少し複雑な気分で…。そして、次の写真が4日後の28日に撮影したものです。カタログで見たのと同じような淡い水色に変わっています。おそらく、咲き進むにつれて退色していったものと思われます。この色、本当に幻想的な感じがしませんか?でも、このクレマチス パテンス 寺沢、翌年には芽吹きもせず、花を見ることができませんでした。上の写真が最初で最後の姿だったんですよ。

何が悪かったのか原因はよく分かりませんが、もともと状態が悪い中、我が家にお迎えして2年、こんなにキレイな花を見せてくれたことに感謝しています。いつかまた出会える日が来ることを願って、聖なるクリスマスの夜を過ごしたいと思います。

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