バラの夏剪定の時期はいつまで?寒冷地や積雪地は9月上旬では遅い?

バラの夏剪定の時期はいつまで?寒冷地や積雪地は9月上旬では遅い?

秋バラの開花に向けて、バラの夏剪定の時期になりましたね。この夏剪定は、秋に美しいバラを咲かせるための必須作業なんですが、一体いつぐらいの時期に行えばいいのでしょうか?

一般的にバラの夏剪定の時期は、8月中旬~9月上旬ぐらいが適しているとされていますよね。ですが、ここに一つの落とし穴がありまして…。というのも、一般的なバラの栽培書は関東地方より西の地方を基準に制作されているからなんです。

日本は北から南まで気候差がある国。なので、北海道と沖縄では生育している植物も違いますし、それが食文化にも現れています。そしてそれはバラの栽培にももちろん当てはまるわけで、栽培書に書かれてある通りの時期でバラの管理・作業をしていくとちょっとしたズレが出てくることがあるんです。

バラの夏剪定は、関東地方より西の地方では10月に咲かせることを目安に行っていきます。ですが、これをわたしが住んでいる東北地方に当てはめると、気候的になかなか難しいことになってくるんですよね…。東北地方は寒冷地で、しかも11月下旬には雪が降りだすという積雪地でもあります。なので、バラを10月に咲かせるように調節しても、日照時間や気温の関係からせっかく付いたつぼみが開かないまま終わってしまうということになってしまうんです。もっと悪くすると、“ブラインド”と言って枝に全くつぼみが付かないという状態になってしまうことも…。

というわけで、寒冷地や積雪地でバラの夏剪定を行う場合は、一般的な時期よりも約半月~1か月早く、つまり遅くても8月中旬ぐらいまでには作業を終わらせておかなければならない計算になります。

我が家のバラは夏の間ずっと咲き続けていた品種もあったので、花がら切りもかねて常に軽い剪定は行っていました。なので、一般的な夏剪定の時期よりは早めに剪定していたんですよね。

まもなく、東沢バラ公園で秋のバラまつり2015が開園なので、バラ園と大体同じ時期ぐらいに見ごろを迎えそうだな~と思っているところです。今年は行けるとうれしいんですが、稲刈りもあるのでどうかなぁ…。

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