バラの誘引食い込み事例…紐の縛り加減は緩すぎずキツ過ぎずが正解!
下着の食い込みが年々激しくなっているような気がする今日この頃。ただの思い過ごしだといいのですが…。今回は、そんな下着の食い込みを思い起こさせる、誘引による食い込み事例を取り上げたいと思います。
つるバラを誘引するとき、あなたはどれくらいのゆとりを持たせて枝と構造物を縛りますか?枝が成長するにつれて太ることを想定して、誘引紐の縛り方にある程度ゆとりを持たせないと、いわゆる“食い込み”現象が起きてしまうんです。
この間、撮りためていた庭の写真を整理していたら、こんな食い込み画像を発見。これはつるバラではなく、ジューンベリーの木なんですが、まだ赤ちゃんの苗木だった頃、植え付け時に支柱に固定していた誘引タイがきつくなって、こんなかわいそうな食い込み跡ができてしまったんですね。今まで、あまり気をつけて見てこなかったので、誘引タイがきつくなっていることに全く気が付きませんでした。
誘引紐による食い込みはなるべく避けたいところですが、かと言って縛り方が緩すぎてしまうと、固定の意味がなくなってしまいます。ではどうすればいいのかと言うと、枝が動かないようにきちんと固定しながらも輪にした誘引紐が枝の周囲をクルクル動くぐらいのゆとりを持たせて縛るのが理想。イメージとしては、指輪が指から抜けないぐらいぴったりしているのに、指の周りを回転させるとクルクル回るというような感じですね。
あとは枝の成長に合わせて誘引紐を点検していけばいいのですが、それがなかなか面倒で、しかも忘れてしまいがちになるんですよね…。それで、今回のジューンベリーのような食い込み現象が発生してしまうわけです。緩すぎてもキツすぎてもダメなんて、本当に下着のようなものですね(笑)。