
わたしの実家は米づくり農家で、毎年たくさんのお米を栽培しています。
なので、ありがたいことにわたしは生まれてこのかた
お米を一度も買ったことがないんですよ。
一人暮らしをしていたときもそうですが、
結婚して家族が増えた今でもお米は実家からもらっています。
しかも、脱穀したての超フレッシュなお米を・・・です。
で、お米を脱穀したときに大量に出るのが“米ぬか”。
きな粉みたいな色をした栄養たっぷりの粉です。
今日は、その米ぬかがバラの無農薬栽培のキーアイテムになるという話と
米ぬかを使ったオーガニック栽培についての
とっても参考になる良書をご紹介したいと思います。
自然豊かな農村に生まれ育ったわたしは
幼い頃から自然の中で遊ぶのが大好きで、
祖父母の影響もあってか、
農作物や草花を栽培したり生き物を飼ったりするのが大好きな女の子でした。
祖父母からは本当にいろいろなことを学びましたが、
今現在とっても役に立っている知恵が“米ぬか堆肥”です。
米ぬかが堆肥として有効に利用できるということは
わたしの中では幼い頃に学んだ当たり前の知恵であり、
特に真新しい栽培法ではありませんでした。
実家の周りはぐるりと畑に囲まれていて、
その畑には年に数回、祖母が米ぬかをまいています。
米づくり農家の場合は米ぬかが掃いて捨てるほど出るので、
それを堆肥として畑に循環させているんですね。
それから、実家ではうさぎをたくさん飼っていたので、
うさぎの栄養食として、米ぬか団子を作って与えてもいました。
米ぬか団子というのは、米ぬかに水を少量混ぜてまん丸に丸めた団子のことで、
自然から取れるエサが少なくなってくる冬場の栄養食として利用していました。
うさぎもおかわりをねだるほど好んで食べていましたし、
そのおかげかみんな元気に冬を越し、
可愛らしい赤ちゃんうさぎを何羽も見ることができました。
このように米ぬかは、堆肥として使えるだけではなく、
うさぎの栄養食としても使えたり、もちろんぬか漬けにも使えたりするほど万能です。
堆肥をわざわざ購入するよりもエコですし、
健康な土壌を作るために必要な善玉菌を増やしてくれるんですね。
実家でのこんな経験から、わたしも年に数回、
米ぬかを庭の土の上に堆肥がわりにまいています。
特に十分な肥料が必要なバラたちには念入りに米ぬかを施しています。
昨年も米ぬかをバラの株元に自己流でマルチングしたりしていたのですが、
米ぬかの量が多すぎたのか一部カビが発生したところもあったりして・・・
米ぬかが農作物や草花を健康にすることは実家での経験から分かっていたので、
「正しい米ぬか堆肥の施し方を学びたい!」
と思い始めたんですね。
そうして見つけたのがこちらの良書です。
オーガニックなバラ庭づくりを試行錯誤のうえに実現させたことでよく知られる、
小竹幸子(おだけゆきこ)さんの著書です。
本書にはつぎのようなことが分かりやすく親しみやすい文体で書かれています。
- 無農薬でバラを育てるために必要な土づくり(12月~11月)
- 土ごと発酵システムと有機物マルチ・米ぬかまきのやり方
- 発酵米ぬかの作り方と使い方
- 発酵肥料の作り方と使い方
- 無農薬でバラを育てるために大切なバラ選び
- ニームオイルなどの自然農薬・虫対策について
- オーガニックバラ栽培の基礎知識
無農薬栽培・オーガニック栽培について書かれた書籍はたくさんありますが、
バラを無農薬で栽培する方法に特化して
ここまで詳しく書かれた書籍はなかったかと思います。
わたしが米ぬかまきで困っていたカビの発生についても
しっかりとその対処方法が説明されていました。
これ1冊あればバラを無農薬で育てるのも夢じゃないかなと。
雪がとけたら早速春の米ぬかまき開始です^^


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