
先日、撮りためていたバラの写真を整理していて見つけたのがこちらの写真。
つるバラのアルバメイディランドを冬剪定したときに撮影したものです。
枝の節々に団子状のこぶができていますよね。
一見すると根頭癌腫病というバラの病気の症状にも似ていますが、
これは一体何なのでしょう?
今回は、アルバメイディランドに特徴的な症状である、こぶ現象についてのお話です。
アルバメイディランドの枝にできるこぶは病気ではない
バラの時期にあふれんばかりの花をつけるアルバメイディランド。
昨年は我が家でも房状になってたくさんの花を咲かせてくれました。
そのアルバメイディランドを冬剪定したのが11月頃。
剪定の前に葉をすべてむしり取ったら、
こぶ状のものが無数にできている枝がいくつかありました。
今年伸びた新しい枝にはこぶができていないので、
どうやら古い枝だけにできる“カルス”という現象のようです。
ちょうどシュートの更新のために古い枝を切り取る予定だったので、
その剪定後の写真が最初の写真になります。
このようなこぶ現象と似たような症状が出るバラの病気に、
根頭癌腫病というものがあります。
放っておくと株の生育が止まって、
株を処分しなければならなくなる恐ろしい病気ですが、
カルスというこぶ現象は病気ではないらしいですね。
つぎ口など地際の幹にできる根頭癌腫病と違って、
カルスは古い枝のいろんな場所にできるようです。
パッと見、ギョッとする光景ですが、
病気ではなく自然現象なので気にしなくても大丈夫。
年数の経った古い枝にできるものなので、
切り取ってしまえば問題ありません。
生育期には葉が生い茂っていて花もブワ~ッと咲くので
枝の様子など気にも留めませんでしたが、
冬の剪定時期に株を丸裸にすると結構目立つ現象ですね・・・
アルバメイディランドにはこのカルスがよくできるので、
見た目が気になる場合は
遠くから眺めるような場所で育てるようにするといいかもしれませんね。


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